場所打杭の支持層への根入長について

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支持層を岩盤とする場所打杭の根入長についての質問です。設計ではTBH工法が選択されているのですが、支持層のN値が換算値で500~700となっています。杭打業者へ見積依頼したところ必要とされる杭の根入長1.5D(1.5m)まで掘削できるかどうかわからないと言われました。
仮に現工法にて、掘削を開始し支持層(岩盤)へ到達した後掘削不能に陥った場合の処置としては、何がなんでも1.5D貫入させなくてはならないのでしょうか?

コメント

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1.5D貫入の必要はおそらく無いと考えます。

一例として、国土交通省近畿地方整備局設計便覧(案)に示された値を以下に記載します。

杭先端の貫入量
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支持層の種類  │ 貫入量
──────────────────
硬岩        │ 0
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軟岩        │ 0.3m
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砂質土、粘性土 │ D以上

また、杭長にもよりますが杭を短くしたところで杭体断面力はほとんど変わりません。

ただし、設計計算書を確認する必要はあるかと思います。

※管理者様
不適内容でしたら削除ください。

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回答ありがとうございます。ひとつ説明を入れ忘れていたのですが、支持層が傾斜している場所なのですが、その場合でも根入長は必要ないと思われるでしょうか?

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傾斜していても必要ないと考えます。
ただし、各杭の先端が支持層に到達していることが必要です。
私も言い忘れましたが、杭長を短くすれば、支持力が周面摩擦分小さくなります。
先端支持力と比較して、小さい値ですので問題ないかと思いますが確認は必要です。