カルバート管の支持力計算について

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カルバート管(ボックスカルバート、ヒューム管)等の支持力算定式は、道路橋示方書Ⅳ 下部構造編 H29にある、直接基礎の式、またはケーソン基礎の式どちらを採用するのでしょうか。
地域によって、採用の仕方が違うとの情報があるのでお聞きしたいです。
ご教授下さい。宜しくお願いいたします。

コメント

ユーザー ryu219 の写真

水路用(排水路)ボックスカルバートについては土構造物であり、一般的にある程度の沈下を許容する考えのためカルバート工指針(P.75)に示す許容支持力度で照査すればよいと思います。パイプカルバートについても同様ですが、更に口径も小さく通常原位置試験などは行わないので支持力の照査は行いません。なお、沈下を照査する場合はまた別問題の話となります。

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ryu219様
コメントありがとうございます。
たとえば、現場が軟弱地盤(粘性土 N値 1~3)であった場合に、カルバート工指針(P.74)に この場合には「道路橋示方書・同解説 Ⅳ 下部構造編の10.3.1 基礎底面地盤の許容鉛直支持力」にしたがって求めるものとする。とありますが
この「道路橋示方書・同解説 Ⅳ 下部構造編の10.3.1 基礎底面地盤の許容鉛直支持力」は調べてみたところ、平成14年版(道路橋示方書・同解説 Ⅳ 下部構造編)の直接基礎の箇所になっています。地盤が軟弱地盤の場合には、カルバートの基礎の支持力計算は、直接基礎の式を採用する(ケーソン基礎の式ではない)ということになるのでしょうか。

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ヒューム管は専門外なのでボックスについてのみ。。。
ボックスは荷重傾斜がないのでケーソンでもよさそうですが、寸法効果が考慮されないので直接基礎で計算するのがいいです。
荷重偏心がない場合、支持力係数は同じですが、寸法効果で直接基礎の方が安全側になります。

ただし、ボックスの支持力照査については、盛土部に設置の場合、盛土前後の沈下量より小さくなる、
地中部に設置の場合、元の荷重より軽くなるため、本当に照査する必要があるのかは疑問があります。