屋根の無い現場では雨天の場合、雨水の混入によるコンクリート品質の低下を招く恐れがありますが、コンクリート示方書等には雨天時の施工について明記が無いと思われます。 質問 雨天時のコンクリート打設の禁止を明記してあるものが有るのでしょうか?
文面として雨天時のコンクリート打設の禁止を明記してはいないと思います
土木では:共通仕様書に雨天時は施工してはならないと記述があります
雨天時の施工を禁止している共通仕様書はどのような機関が発注しているものなのでしょうか。原則禁止だが雨天時やむを得ず行う場合は、遮蔽を行わなければならないとしている基準(JH施工管理要領)もあります。遮蔽とは雨水が混ざらないようにシートなどで覆ってしまうことなどが考えられます。余談ですが、強風時も雨天時と同様です。
【2002年制定】コンクリート標準示方書(ダムコンクリート編)2-32頁に、 有スランプコンクリートでは一般に時雨量4mmまで、との記述があります。 ご参考までに。
運みたいなもんですよね。 突然豪雨が来ても,打設中のコンクリートを止めるわけにはいきませんから。 ほんとうにどうしたらいいんでしょうね。 たぶん,発注者と協議しても答えてもらえませんね。
打設中,型枠内がプールになったことがあります。その構造物は無くなりました。
打設途中で豪雨に襲われたら、原則は直ちに中止すべきです。実際問題として、今打っている生コン車の分や生コン車がプラントから出荷(出発)してしまっている分については、打設してしまうことがあるようです。コンクリートには水中コンクリートというものもあるように、雨水が内部まで混ざってしまうことはほとんどないと考えられます。バイブレーターのかけ方でそのように(混ざるように)意図して作業しない限り。 トレミー管での打設のようにホース先端を中に突っ込み、天から降ってくる雨水を中に混ざらないように表面の一部に集めてかき出す。 生コン車の出口、トレー、ポンプ車などにシート等の屋根をかぶせる。打設面積が小さい場合は、そこも覆ってしまうことが大切です。あらかじめそういう屋根や覆いを準備しておくことはコンクリート技術者であるならば、当然のことです。 次のコンクリートを打設するまでに、中止したところの表面部分の雨水が混ざっている一定部分を丁寧に(内部にひび割れが発生しないように)はつり取ることが大切です。どのくらいの厚さかということは、雨量や打設環境の条件によります。正確さを期するとすれば、同じ打設条件のテストピーストをとっておいて、表面からの単位体積重量や超音波伝播速度や強度かなにかの差を調べることも考えられますが、そのような調査の文献を見たことがないので、結果がでるのかはわかりません。誰か行ってみてはいすかがでしょうか。
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#694 雨水の混入によるコンクリート品質
文面として雨天時のコンクリート打設の禁止を明記してはいないと思います
土木では:共通仕様書に雨天時は施工してはならないと記述があります
#697 Re:雨水の混入によるコンクリート品質
雨天時の施工を禁止している共通仕様書はどのような機関が発注しているものなのでしょうか。原則禁止だが雨天時やむを得ず行う場合は、遮蔽を行わなければならないとしている基準(JH施工管理要領)もあります。遮蔽とは雨水が混ざらないようにシートなどで覆ってしまうことなどが考えられます。余談ですが、強風時も雨天時と同様です。
#695 雨天時のコンクリート打設について
【2002年制定】コンクリート標準示方書(ダムコンクリート編)2-32頁に、
有スランプコンクリートでは一般に時雨量4mmまで、との記述があります。
ご参考までに。
#709 Re:雨天時のコンクリート打設について
運みたいなもんですよね。
突然豪雨が来ても,打設中のコンクリートを止めるわけにはいきませんから。
ほんとうにどうしたらいいんでしょうね。
たぶん,発注者と協議しても答えてもらえませんね。
打設中,型枠内がプールになったことがあります。その構造物は無くなりました。
#710 Re:雨天時のコンクリート打設について
打設途中で豪雨に襲われたら、原則は直ちに中止すべきです。実際問題として、今打っている生コン車の分や生コン車がプラントから出荷(出発)してしまっている分については、打設してしまうことがあるようです。コンクリートには水中コンクリートというものもあるように、雨水が内部まで混ざってしまうことはほとんどないと考えられます。バイブレーターのかけ方でそのように(混ざるように)意図して作業しない限り。
トレミー管での打設のようにホース先端を中に突っ込み、天から降ってくる雨水を中に混ざらないように表面の一部に集めてかき出す。
生コン車の出口、トレー、ポンプ車などにシート等の屋根をかぶせる。打設面積が小さい場合は、そこも覆ってしまうことが大切です。あらかじめそういう屋根や覆いを準備しておくことはコンクリート技術者であるならば、当然のことです。
次のコンクリートを打設するまでに、中止したところの表面部分の雨水が混ざっている一定部分を丁寧に(内部にひび割れが発生しないように)はつり取ることが大切です。どのくらいの厚さかということは、雨量や打設環境の条件によります。正確さを期するとすれば、同じ打設条件のテストピーストをとっておいて、表面からの単位体積重量や超音波伝播速度や強度かなにかの差を調べることも考えられますが、そのような調査の文献を見たことがないので、結果がでるのかはわかりません。誰か行ってみてはいすかがでしょうか。