重ね継手長の算出について

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 コンクリート標準示方書の重ね継ぎ手長の算出について教えて下さい。
 「9.6.2重ね継手」重ね継手の長さは、基本定着長ld以上とあり
 「9.5.5基本定着長」 ld=α・fyd/(4・fbod)・φ
 ここに f'ck=24 SD345 α=1の場合
   fbod=fbok=0.28・24^2/3/1.3=1.79 γc=1.3 (式3.2.2)

               

      ld=1・345/(4・1.79)・φ=48.2φと考えるのでしょうか。長すぎると思うのですが

また「9.5.4鉄筋の定着長さ」におけるAsc/Asの低減を考慮してよいものでしょうか。

コメント

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まず、SD345の鉄筋の許容引張応力度は196N/mm2です。(345N/mm2は、降伏点または0.2%耐力)
次に、設計基準強度24N/mm2のコンクリートの許容付着応力度は1.6N/mm2です。
これで計算すると、必要定着長は196*φ/(4*1.6)=30.625φとなります。

応力度の種別をきちんと確認しましょう。

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コンクリート標準示方書の基本定着長については元の質問者の計算が正しいと思います。

「9.5.5基本定着長」に、fydは鉄筋の設計引張降伏応力度、fbodはコンクリートの設計付着強度と明記されています。

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あ、本当だ。申し訳ありません、元の質問者様(^^;

ただし、標準示方書に示されているのは、”限界状態設計法”による定着長算出式ですね。まだ一般には使用されていないと思います。
元の質問者様の場合は、御質問の状況からして、一般土木構造物で適用されている従来の”許容応力度設計法”での計算を行わねばならないと思います。
「道路橋示方書・同解説?下部構造編」 p183 7.8鉄筋の継手
を参考に、下式で計算できると思います。
違っていたらご指導下さい。
la=σsa*φ/(4*τoa)
la:付着応力度より算出する重ね継手長(mm)
σsa:鉄筋の許容付着応力度(N/mm2)
τoa:コンクリートの許容付着応力度(N/mm2) 

ユーザー Hon の写真

fydが鉄筋の設計引張降伏強度なので、fbodも短期の付着強度とすべきなのだと思います。
fbod=1.79×1.5とすると、
ld=1・345/(4・1.79×1.5)・φ=48.2φ/1.5=32.1φ→35φ
と計算できます。

100%の確信はないので、この考え方で本当に良いかご存知の方は是非教えてください。

>また「9.5.4鉄筋の定着長さ」におけるAsc/Asの低減を考慮してよいものでしょうか。

示方書で「低減してよい。」となっているので、実際に配置する定着長l0には、考慮しても構わないと思います。