覆工板開閉工

セクション: 
|
タグ: 
ユーザー 匿名投稿者 の写真

共同溝(2)の工事で覆工板を設置しました。
そこで、各種作業(矢板打込み、掘削、H鋼杭打込み等)各作業で覆工板開閉工として数量は認められるでしょうか?
またその数量算出に対して記載のある書籍等を教えてください。
※ガイアでは【適用範囲】覆工板開閉工は、覆工板の開閉作業に適用し、設置及び撤去には適用しない。と説明がありました。

コメント

ユーザー 匿名投稿者 の写真

建設物価調査会のQ&Aでは、
Q:共同溝工の覆工板の開閉作業の歩掛は、開閉を何回行う時の歩掛ですか。
A:毎日の作業開始時に開き、作業終了後に閉じる作業の歩掛です。回数は関係ありません。
とあります。
http://www.kensetu-navi.com/qa/index.php?tab=5

また、積算基準書(国土交通省土木工事標準積算基準書・・・通称:赤本)の当該歩掛では
「覆工板開閉工 覆工板の開閉作業の歩掛(覆工面積100m2当り)」となっており
注釈に「覆工面積とは、使用する覆工板の総面積とする。」とあります。

従って、この覆工板開閉工については、
実際の開閉回数にかかわらず、1工事における覆工の全体面積分を(1回だけ)計上するものだと考えられます。

ユーザー kojima の写真

回答ありがとうございます。
仮に200m2の覆工板を6か月間ほぼ毎日10~20m2開閉しても、
1回だけとなってしまうのでしょうか?
集計した所、開閉の延べ面積1200m2超になります。
これでも、200m2しか計上できないって事ですね。
これに掛ったコストを考えると、げせないです。

ユーザー kojima の写真

回答ありがとうございます。
仮に200m2の覆工板を6か月間ほぼ毎日10~20m2開閉しても、
1回だけとなってしまうのでしょうか?
集計した所、開閉の延べ面積1200m2超になります。
これでも、200m2しか計上できないって事ですね。
これに掛ったコストを考えると、げせないです。

ユーザー 匿名投稿者 の写真

想像ですが、この歩掛は
「標準的な共同溝工での、1工事全体での覆工板開閉手間を調査したところ、平均的にはこのようになりました」
ということで採用されたと考えます。
(だから、共同溝工事以外には適用できません。)

歩掛は、覆工板設置面積(開閉面積ではない)100m2当たり
・世話役 2.8人
・とび工 5.5人
・普通作業員 3.3人
・クレーン 2.6台日
となっています。

つまり、お例えの「200m2の覆工板」を1工事全体で開閉するための
積算上の述べ人数は、この2倍
・世話役 5.6人
・とび工 11.0人
・普通作業員 6.6人
・クレーン 5.2台日
となるというわけです。

実際の作業で想定すると
覆工板開閉に、毎日20分かかって、それを20日間×6か月続けたとすれば
20分=20[分]/60[分/時間]/8[日/時間]=0.042日ですから
0.042日×20日×6か月=5.04≒(述べで)約5日分の作業 となります。
仮に、覆工板開閉時に就く作業班が、
世話役1人・とび工2人・普通作業員1人・クレーン(オペ付)1台とすれば
5日分の作業と考えれば
・世話役 5人
・とび工 10人
・普通作業員 5人
・クレーン 5台日
となります。

どうですか、そう考えれば、あたらずとも遠からず と言えないでしょうか。

もちろん、積算基準は標準的な作業として一般化したものですから
これに当てはまらないものも多々あるでしょう。
でも積算としては、あくまで一般的な場合として、平均として、
たくさんの実例工事を調査して、統計処理して、設定したものですから・・・
そういうものだと思うしかありません。

ユーザー 匿名投稿者 の写真

質問の内容がよく分かりませんが、「各種作業(矢板打込み、掘削、H鋼杭打込み等)各作業で覆工板開閉工として数量は認められるでしょうか?」とは、矢板打ち込み、掘削、H鋼杭打込み等作業をするときに、毎回覆工板の開閉を行わなければならないのであれば覆工板開閉工として数量(覆工面積)は計上されます。
ただ、矢板打ち込みやH鋼杭打ち込み作業時に覆工板開閉作業が発生するのでしょうか。今回は掘削作業時に覆工板開閉作業があれば計上されます。全体で約2.8日分の計上であり、1回の覆工板開閉作業が100m2当たり30分であれば、1日当たり通常6.5時間の作業であれば13回分が計上されている事になります。

ユーザー kojima の写真

回答ありがとうございます。
すみません、僕の頭では理解できません。
上の返信で書いた状態ではどうですか

ユーザー 匿名投稿者 の写真

「実際の開閉回数にかかわらず、1工事における覆工の全体面積分を(1回だけ)計上する」
ということは、
1200m2を1回計上ということになりませんか?
何で200m2になるのでしょう?

ユーザー 匿名投稿者 の写真

歩掛りの単位は 100m2 です。
必要数量は覆工板の総面積(m2)です。=使用する範囲の面積 ・・・・用意した覆工板の面積じゃない
また、純粋な開閉作業のみに適用します。

覆工板を必要とする総面積が1200m2なら数量は1200m2です。
例えば、一度に1200m2を覆工する必要がなく、200m2/1セクションとなれば6セクションとなります。
200m2×6=1200m2が必要数量です。

あの歩掛を紐解くと、100m2あたり6回の開閉回数を見込んでいます。(開けて閉めるを1回とします。開けて1回、閉めて1回じゃない)

なお、覆工板開閉数量は、覆工板設置、覆工板撤去までの間のあらゆる作業に伴う開閉回数が6回と言うことです。

矢板設置・・・・覆工板設置・・・・< 掘削・・型枠・・コンクリ・・CB設置などなど >・・・・覆工撤去・・・・矢板撤去・・・・路面復旧
各項目ごとに金を積み上げ、覆工板開閉が関わる部分は<  >の間の積み上げです。

ユーザー kojima の写真

丁寧な回答ありがとうございます。
説明が下手で申し訳ありません、
私の工事は路上に200m2の覆工板を設置した後、
地下に構造物を造る工事で、覆工板の転用は無しです。
一回設置した覆工板の下で毎日各種作業を覆工板の開閉を
行いながら6カ月行いました。
 

ユーザー 匿名投稿者 の写真

要するに地下での作業が複数セクションあるということですね。
具体例でいけば、情報BOX×1ではなく、その下に下水道、さらに下に何かの管路工など並列ではなく地下深度毎に構造物があるようなイメージなんでしょうね。

現在用いている積算は1構造物または複数構造物であっても並列構造に対する歩掛りだと思っています(想像です)
そうなれば、積算とあってこない事になると思いますので、歩掛りを紐解いた実情(私が先に説明した6回の開閉)を判断して、
その回数に見合わぬ場合は要相談となると思います。

そうなれば、深層毎の作業セクションある事、実開閉回数がこれだけある事から、実情と合わない事を説明し、判断してもらうということになるかと思います。
掘削、埋め戻しに関しては総量で変わらないからプラス要素はないと判断されると思いますが、セクション毎の設置に伴う手間やロス(基面整正回数、出来形確認ロッド、日当たり資材搬入回数の増大)が増えると思います。
ただし、上記のように単純に3深層あるから×3にはならないので、実開閉回数から判断すると思います。

発注者側の基本はやったことに対する対価を払うことにあり、無賃で作業させることがあってはなりません。
また、過大な積算もしません。
ただし、積算者の知識不足や考え方によって割に合わない結果になることは多々あります。
個人観ですが、結果がどうなるにせよ、受注者は出来る限りの論拠ある説明をして誠意を示すことと思います。

オリンピックは皆優勝を狙っていながらも、諸事情から2位になる人がいます。
全力を尽くしたうえでの結果なら悔しくとも後に納得出来ると思います。
全力を尽くさなければ、後悔はいつも付きまとうと思います。

ユーザー 匿名投稿者 の写真

◆回答者さんは、なにか思い違いをしている気がしてならないのですが
 「共同溝」と、「電線共同溝」「情報BOX」は別物です。

 イメージは下記ページなど参照ください。
 「大宮国道のしごと > 道路の機能向上のために > 共同溝」
 http://www.ktr.mlit.go.jp/oomiya/02sigoto/kinou/kyodo.htm

 今回質問の「覆工板開閉工」は、いわゆる大型の共同溝工に適用されるもので
 「電線共同溝」「情報BOX」の場合は、また別の歩掛を使用します。

 共同溝工の場合、都市部の道路の下を広く深く掘ることが多いので、
 最初に覆工をかけたら、掘削や土留支保工、躯体構築、埋戻しといった作業は、基本的に覆工の下で行います。
 日頃の覆工開閉は、路上の交通影響を防ぐため、必要最小限しか行いません。
 (掘削でクラムシェルのバケットを突っ込んだり、資機材を搬入したり、コンクリートポンプの配管を入れたりするような作業のため)
 質問者さんのおっしゃるように、200m2当たり、10~20m2(覆工板3枚~8枚程度)を開閉する程度です。

 電線共同溝や情報BOX工で、1工事で200m2もの覆工を行うことは、よほど特殊な場合でなければ、有りえません。

◆本題に戻ると
 覆工板開閉の費用としては、1回・1m2(または1枚)当たりの単価を設定するのが、もっともわかりやすいのですが
 では、1工事当たり何回、何m2分の開閉を見込めばよいのか?と問われると
 設計図や、工程表や、仮設計画を精査しないと決められないので、
 積算の簡略化を図るため、1工事全体での覆工設置面積をパラメータとして設定したものと考えられます。

 別記の回答で私が書きましたように、1日・1回当たりの覆工開閉作業は数十分という短いものですから
 数か月、日々開閉作業を行ったとしても、延べで考えれば 100m2当たり約2.8日(=22.4時間=1344分)という積算基準上の見込みは、実勢とそう変わらないものと推察します。
 毎日、覆工全体の半分以上を開閉しなければならない・・・というような特殊な場合なら別ですが。

 質問者様にあっては、1回・m2での集計ではなくて、
 工事全体で、開閉にかかった作業が延べ時間で何分で、人員・機械を何人×何分費やしたのか、集計してみることをおすすめします。
 それを積算基準の歩掛
 「覆工(1工事での全体設置面積) ◆◆◆100m2当たり◆◆◆」
   ・世話役 2.8人(=1344分)
   ・とび工 5.5人(=2640分)
   ・普通作業員 3.3人(=1584分)
   ・クレーン 2.6台日(=1248分)
 と照らし合わせてみて、大きく乖離があるようなら、協議する価値もあるかと思います。
 おそらく、それほど変わらないと思いますよ。

ユーザー 匿名投稿者 の写真

質問内容のような積算が見合わぬ事の有無や妥当な施工計画かは分かりませんが、そうなるケースとしての具体例をあくまでもイメージとして発言しました。
しかし、想像スケールが小さかった感はあります。「共同溝」と、「電線共同溝」「情報BOX」は別物なのは理解しています。
最下層に地下鉄建設、その上に公共インフラ、これらを同時に施工するようなイメージのほうが分かりやすかったかもしれませんが、現実的ではない感がしましたしね。
ただ、質問内容を見る限りなにか理由があって、現実的に積算に見合わない施工物なのだろうと想像しています。
他方では、施工工程に無駄があるかも知れないとも感じてはいます。

ユーザー 匿名投稿者 の写真

>ただ、質問内容を見る限りなにか理由があって、現実的に積算に見合わない施工物なのだろうと想像しています。
>他方では、施工工程に無駄があるかも知れないとも感じてはいます。

私も似たような工事は何回か携わりましたが、質問者さんの
「路上に200m2の覆工板を設置した後、10~20m2程度の覆工板開閉をほぼ毎日」
っていうのは、普通によくあるパターンです。
全体で200m2というのは、ちょっと小ぶりな工事かな?って気がしなくもないですが・・・

だいたい夜間工事なのですが、毎晩、作業のはじめには、覆工板を何枚か開けるんですよ。
覆工板が競ってたりすると、なかなか開かなくてねえ~。苦労したもんです。
閉めるのもコツがあって、最後の1枚がなかなかはまらなくて、なるべく覆工板が傾かないように、そろ~っと入れて、
覆工板の上に載って、ジャンプして、えいっ!、スポッドンッ!入った!! なんてね。

質問者さんは、
10m2×1ヶ月(20日程度)×6か月=延べ1200m2の開閉があるのに
開閉数量としては200m2しか計上できないのはおかしい!と主張しているのですが

何度も上で書きましたが、積算基準では、設定のしかたが違うんです。
覆工板全体100m2当たりで、延べ約3日の手間を想定していますから
全体が200m2当たりなら、約6日の手間を見込んでいるわけです。

1日数十分で6日じゃないですよ、1日まるまる8時間作業だとして、6日分計上する、って言っているんです。

1日10m2程度開ける、数十分の作業を、6か月間ぜ~んぶ足して、延べなら約6日くらいになるでしょ?ってことです。
だいたいそんなもんだと思いますよ。

ユーザー 匿名投稿者 の写真

そうですね。いささんと私の言ってることは同じで、質問者様もそれを把握の上で合わないと言っているのだと思い、深さ方向の施工セクションがあるんだろうと思っていました。

しかしちょっと計算してみると、延べ1200m2の開閉にともなった日数を下水道積算基準で計算してみると5.28日/台(クレーン)でした。
実際に適用する国交省(赤本)で積算では、200m2の開閉に対して5.2日になりますので、適正な積算になっています。
適正と言うより恐ろしいほどにピッタリです。

ということで、質問者さん大丈夫ですよ~ まったくもって積算通りの作業時間です。