場所打ち杭(ベノト)鉄筋かごが下がった場合の対処

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場所打ち杭の施工において、鉄筋かごが規格値以上に下がってしまったため、主鉄筋のフーチングコンクリートへの埋込み長が不足したため、圧接にて鉄筋を継いで埋め込み長を確保しようと思っていますが、この場合圧接が、対処方法としての是非、また圧接位置が同一断面となっても良いか否か教えてください。

コメント

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まずは、発注者、請負者で十分打ち合わせて、決められるのが良いと思います。
その前提で、私の経験を述べます。

圧接とは別に、鉄筋をラップさせる方法もあると思います。
が、太い径の鉄筋が密集することになり、あきが確保できない、定着長が確保できないなど、現場によっては得策ではない場合もあるかと思います。

私も同様にガス圧接で場所打杭主鉄筋の埋め込み長を確保した経験があります。

同一断面か否かという質問は、圧接位置を規定通り離して千鳥配置にするか否かと言う意味だと思います。
私の担当した現場では、大きい応力の作用する杭頭箇所の鉄筋をわざわざ切断して、弱点を作る必要も無いだろうという理由で、同一断面で圧接しました。

また、フープ筋が入っているかどうかも問題になりましたが、杭の下がった深さがフープ筋の配筋ピッチ内だったので、杭をはつる等の必要もなく、必要なフープ筋を配筋することができました。

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同一断面での圧接はどうでしょうか・・

道路橋示方書・同解説?下部構造編p183に詳細が示されていますが、継ぎ手の基本は

(1)一断面に集中させない。(25φずらすことを言う)
(2)応力が大きい位置では、鉄筋の継ぎ手を設けないのが望ましい。

です。

ここで今回、どちらにせよ全鉄筋を延長しないといけないので、全鉄筋に継ぎ手が発生することはさけられません。となると、
継ぎ手位置をずらし、弱点箇所の分散を図るべきだと思います。

継ぎ手位置を千鳥にするため鉄筋を切断しても、継ぎ手箇所数は変わらないため、弱点を作ることにはなりません。