慣性力の作用方向

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斜角(Θ=60度以下)の場合の慣性力の作用方向についてご教授ください。

斜角60度以下の場合、上部構造からの水平力は橋台背面直角方向に置き換えるべきなのでしょうか。(橋軸方向の分力となる?)
道示Ⅳ編 P218に斜め橋台として考え方が記載されていますが、あくまでも設計対象が橋台で且つ支持条件が固定・可動の場合との認識でしょうか。

現在、とある2径間の橋梁で斜角40度程度の橋を設計しています。(橋脚も斜角を有している)
支持条件は全方向分散支持であり、上記の道示Ⅳ編 P218の文言を気にしています。

皆様のご意見をお聞かせ願えないでしょうか。

コメント

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Q斜橋
A原則は90°以外は斜橋の扱いです
Q上部構造からの水平力は橋台背面直角方向に置き換えるべきなのでしょうか
A橋台背面直角方向でも橋軸方向どちらでもよい
Q道示Ⅳ固定・可動の場合との認識でしょうか。
A:斜め橋台としては固定・可動 多点固定 多点分散 もしくは混合も含まれます
*道示中の式を見ても分るように 3次元解析を行なわない限り作用断面力の算定はできないことに注意が必要です

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質問者です。

ご意見頂きましてありがとうございます。

もう少し、深く教えてください。

Q上部構造からの水平力は橋台背面直角方向に置き換えるべきなのでしょうか
A橋台背面直角方向でも橋軸方向どちらでもよい
→道示の式から考えますと、橋台背面直角方向の水平力は橋軸方向水平力の分力となるため、小さくなりませんか。
 橋軸方向水平力を用いた方が橋台にとっては厳しくなるため、橋軸方向水平力を用いて設計するほうがいいような気がするのですが。


Q道示Ⅳ固定・可動の場合との認識でしょうか。
A:斜め橋台としては固定・可動 多点固定 多点分散 もしくは混合も含まれます
→例えば分散支承であれば、支承バネ自体はどの方向も同じになります。
 この場合3次元解析を行って得られる値は橋台の斜め方向の剛性による差分だけと考えます。(橋台だけに着目した場合)
 そもそも橋台の剛性は大きいですから、2次元解析でも近しい値が得られると考えますがいかがでしょうか。

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もう分ったと思いますが
①そんなことを考えているより検討したほうが説明もしやすし早い系可決方法だと思いますよ
②支承配置と拘束も3次元的に考える必要があることに注意されたし