道路の最小縦断勾配について質問

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道路構造令の解説と運用P.411によれば、道路の縦断勾配の最小値として0.3~0.5%程度あれば十分とされているが、
縁石設置の計画がなく、横断勾配だけで路面排水処理が可能であれば、縦断勾配をLEVELとすることは可能でしょうか。
現在、ある一定高さを確保した低盛土の道路計画を行っていますが、0.3%以上とした場合、必要以上の盛高による土工量の増加が懸念されています。

宜しくお願いいたします。

コメント

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排水勾配は何故必要かを考えれば0%と言うのはありえなのでは?
ましてや、その区間が長ければ
横断勾配だけで処理できるという根拠を作成できれば構造的には説明は可能でしょうが
道路構造例を覆すのは難しいのでは?

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「道路構造例を覆すのは難しいのでは?」確かに難しいです。しかし技術者として、横断勾配にて処理できるなら0%にするべきと考えます。道路構造例といえども、正しいことを否定する力はないはずです。そういった事例は沢山あり、真実や正論に歯止めをかける「仕様書的本」などはあくまでも参考とするべきです。ただ、判定は未来ある技術者でないことが非常に残念です。「道路構造例の監修者に問い合わせたりしてみてはいかがでしょうか?」私ならそうします。

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道路構造令は道路法に基づいているものです
多少?と思っても立場が違えば認められないものです・・とくに条文に書かれている場合は
解説で条文を再否定している追うな場合は時に注意すべき内容が含まれていることに注意が必要です

排水に関してはその地域特性(気象・使用状況・歩行者等の有無)と踏まえた経験的なもので決めることも可能でしょうが、それを示すだけの経験と知識と技量が必要です(説明責任)、排水に関しては排水工指針にありますから、道路構造令の監修者・・と言うか管理者に問い合わせてもよほど検討し納得させるだけの資料を作らなければ門前払いをくう場合もありますから十分な知識が必要です。特に道路の安全性に関わる部分があるのであれば尚更です。

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これはあくまで自分としての意見として。

まず、レベルとして施工が出来るのでしょうか?
0.3%なら出来るのか?という点もあるでしょうが、縦断勾配をつけることによって、且つ、横断勾配をもつけることによって、降雨時の雨水排水が滞水することなく、流出すると考えられます。
もちろん、横断勾配だけも、中央から端部にかけて雨水排水は流出すると思いますが、縦断勾配がない状態では、以下のような問題が出てきます。

横断勾配だけで処理し、且つ、縁石を用いないということであるならば、横断勾配だけで排水を処理できる施設を設けなければならない。
自由勾配側溝は、表面はレベルでありながら、水路部には勾配がつけられるので問題はない。しかしながら、排水そのものを側溝に流し入れる部分は、2メートルおきに開口部があるだけです。したがって、開口部ではない部分から雨水排水が処理されずに出ると考えられます。

この点さえクリアすれば、設計計算と根拠付けさえあれば、問題はないかと思います。
設計は計算と根拠、そしてそれをきちんと説明できることで成り立つと思います。
ただ、これは経験ですが、もちろんお役所によっても違いますが、雪渓要領にしたがって仕事をして、それから逸脱していなければ、それほど言われませんが、例えばこのような、道路構造冷の数値を逸脱して、しかしながら、設計根拠があって、それを提出すると、認めていただけない場合が多くあります。

では、何がいけないのか?会計検査院による、会計監査でこのような指摘を受けることがあります。なぜこのような設計にしてあるのか?これは基準に従っているのか?なぜ基準に従わないのか?では、設計計算、根拠があるかといってその設計基準をないがしろにしていいのか?それならば、設計基準どおりで行ったものは、実はもっと安価で施工できたのではないか?など、細かい話を突き詰められることから、担当者が認めてくださいません。
つまり、何をもって設計を行い、工事を行って施設を作るのか?最終的にはもちろん必要であるから。ですが、役所の担当者の中には、会計監査できちんと説明が出来て、会計検査を無事に乗り越えること。これがおもだっていると思います。

話が逸れましたが、道路縦断勾配の件は、私的には、設計計算、根拠があって、きちんとそれを説明できるならば、良いのではないか?と思います。あとは、その担当者がどのような判断をするかです。

私的な話過ぎますが、このような意見もひとつとしていただければと思います。