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ホーム › 支承構造の違いによる支承縁端距離の取り方について支承構造の違いによる支承縁端距離の取り方について
はじめて投稿させて頂きます。下記の質問について
どなたかご回答頂ければ幸いです。
小生自身、支承構造の区別が未だに理解できてなく、
大変恐縮でまとはずれな質問、内容が判りにくいなど
あるかもしれませんが、よろしくお願いいたします。
なお、支承縁端距離で同じような記事がないか検索しましたが、
該当する記事がないようでしたので質問させて頂いています。
橋梁下部構造の支承構造で
?分散支承(コスト縮減型)や?固定可動支承(機能分離型)等が
あると思いますが?はゴム支承にアンカーボルト(4角に)が入っており、
?はそのようなものは無く、別途アンカーバーが付せてある。
(種々の支承があり一概には言えないのかもしれませんが)
ここで上記?、?のような支承を用いた場合、必要な支承縁端距離を
検討する際は以下の方法で設定する。
?は4角の内の一番橋座に近いボルトに対する支承縁端距離を検討する。
(道示?:P217 図-解8.6.5)
?はゴム支承の中心から支承縁端距離を検討する。
といった解釈となるのでしょうか。
橋長40m以下の橋梁で検討していますので、小生が検討している支承構造
の規模が小さく、道示?:P217 図-解8.6.4のような構造のアンカーボルトは
無いことから、上記の解釈はまったく見当違いなのでしょうか。
以上、どなたかご助言を頂ければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
コメント
#4080 支承緑端
設計思想:支承から支承を受けている構造体への力の伝わり方は、鉛直力以外はアンカーボルトのみで受けもつとしている
#4095 Re:支承緑端
早速ご回答頂きありがとうございました。
ご回答から推測しますと、アンカーボルトがない場合、
水平力の掛からないゴム支承は支承縁端距離そのものを
考慮しなくて良いとも取れるような気がしますが。。。
設計思想はおっしゃるとおりそのような考えで設計しなければ
設計自体困難なものになるとは思います。
しかしながら、現実的にはいくらかはゴム支承も水平力を
受け持つとは思います。当初は機能分離型であることから
ゴム支承とは別にアンカーボルト(変位拘束構造)があることから
これを考慮(アンカーボルトは支承中心位置と同列に配置)すれば
ゴム支承中心かと判断していましたが、示方書の記述のみで
支承縁端距離が足りないのではないかと指摘も受けたくないので
色々と検討しましたが、最終的にはゴム支承の端部から
とることが解釈および示方書的にも良いと判断していましたが、
自分の中でやはり引っかかることがあり、色々と探したところ
ひょんなところから回答を見つけました。同じような質問がされて
いたので、一応転載しますが掲示板の管理者様が不適当と判断され
ましたら削除願います。
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■平成11年4月に(社)建設コンサルタンツ協会がとりまとめを
されました書籍内の
「平成8年度道路橋示方書・同解説に関する質問・回答集(1)
平成9年9月 建設省土木研究所」P124
●質問内容「タイプAのゴム支承の縁端距離の取り方について」
タイプAのゴム支承の構造例のパッド型にはアンカーボルトがありません。
アンカーボルトのない場合、道路橋示方書?編(下部構造編)6.2.2 図-解
6.2.4(180ページ)に示された支承縁端距離Sはどのようにとればよいのか?
●質問回答
ゴム支承にアンカーボルトのない場合には支承の中心から縁端距離を確保
してもよい。また、変位制限装置にアンカーボルトを使用した場合には、変
位制限装置のアンカーボルトからも支承縁端距離を確保する必要がある。
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このような掲示板を管理・運営されている関係者様にはお手数をお掛けしますが
よろしくお願いいたします。また今後同じような質問を探される方にいくらか
参考になれば掲示板の意義にもなるかと考えここまで書き込みさせて頂きました。
ご回答頂きました方には感謝致します。ありがとうございました。
その他、まだご助言頂ける方がいらっしゃいましたらよろしくお願いいたします。
#4100 Re:支承緑端
道路橋示方書においては、支承部において下部構造と上部構造を物理的に連結していない構造は想定していません。
#4109 Re:支承緑端
実構造において支承部において上下部工を物理的に連結せずに、支承の摩擦だけで抵抗する構造を採用することはありえないと思いますよ。
*支承は支承部に含まれることに注意が必要です