鋼材の許容応力度

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控え式土留工の検討をしていますが、控え杭の許容応力は曲げ引張り、曲げ圧縮のどちらを使用するのでしょうか? 

控え杭は前面の壁の変位を支えるものなので引張り応力がかかる部材だとおもいます。
仮設計画ガイドブックによると
P150 自立式親杭横矢板の断面計算においては、210N/mm2(引張り部材?)
P202 控え式土留めの控えH鋼の断面計算においては、154N/mm2(細長比による低減・・圧縮部材?)

コメント

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控え杭は、曲げとせん断が作用します
∴曲げ引張と圧縮とせん断応力度が発生します

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質問者です。

早速の返答ありがとうございます。

曲げ引張り、圧縮とせん断が発生するのはわかります。

許容応力度の考え方についてですが、

道路橋示方書 共通編 下部構造編 には、

板厚が40mm以下は曲げ引っ張り、圧縮について140N/mm2と記載されているようです。

また、鋼管杭協会の資料;鋼矢板 設計から施工までという文献にも、

同様に140N/mm2と記載されており、

曲げ圧縮の低減は必須事項かのご意見をいただきたく思っております。

鋼矢板なども当然、中立軸から圧縮側と引張側とあると思いますが、

曲げ圧縮の低減などしていないと思います。

仮設計画ガイドブックにおいても自立式親杭横矢板のH形鋼は許容応力度の低減をしていません。

控え杭に圧縮力がかかるのはタイロッドとの取付け点のみであり、

最大曲げモーメント発生位置とは異なるため、

許容応力度は曲げ圧縮低減をしないのでは無いでしょうか。

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・土中部の鋼材については 地盤をバネとした弾性支承上の梁としてみなし
軸方向力による座屈、曲げによる(横倒れ)座屈は発生しないと考えています
・一般的に使用される仮設鋼材は局部座屈しない板厚を使用していますが
局部座屈を起こすような材料を使用した場合、地盤が座屈モードの支点と
なってくれるかはそれなりに解析して決める必要がある。

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・座屈については・・・知らない方も多く十分な知識を持った方に講義を受けるか
 構造および材料力学を先行している学生の教科書を見られたら良い
 さらに詳しくは、土木学会および建築学会の座屈関連規定を参照されたい