鉄筋のかぶりについて

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橋台の鉄筋のかぶりについて質問ですが、施工図面に記載されているように鉄筋を組み立てていますが、フックのある鉄筋により所定のかぶり厚を確保できない場合、図面記載の所定かぶり寸法の何割まで許容されるのですか?施工者より

コメント

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通りすがりです。
かぶりにマイナスは許容されません。なので鉄筋のフックでかぶりが侵されるなら,設計がおかしいことになります。
発注者にいって設計変更してもらうようにしましょう。
黙ってこのまま竣工したら,あとでもっと大変なことになります。

ユーザー dskdsk の写真

最近コンクリート構造物の耐久性、劣化に色々問題が出てる。ひとつの問題は鉄筋のコンクリートかぶりが薄く、内部の鉄筋が錆び 膨張し、鉄筋外側のコンクリートを破壊することである。そのため 従来よりかぶりを厚くする方向で設計されている。応力とは別の原因によるコンクリートの損傷、破壊である。ですから 必要かぶり厚以内に錆びる鉄物があってはならない。(例 段取り鉄筋 落とした鉄筋 ご指摘のフック 等)設計かぶり内にある鉄筋は長期的に錆びる。その鉄筋が錆びてコンクリートの耐久性に悪さをするという観点で見てください。自分の造ったコンクリートは100年大丈夫と言う構造物を作ってください。

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鉄筋のかぶりについては、コンクリート標準示方書[構造性能照査編]9章一般構造細目の9.2かぶりの項目に記載があります。
かぶり厚について、上記示方書に記載されているような最小かぶり厚として確保されなければならない寸法のことで話をされているのか、図面にかぶり厚○○cmとかかれているのか、その辺の図面の記載されている状況が分かりませんが、私が現在関わっている橋脚工事の図面では主鉄筋中心からコンクリート表面までの寸法表示がなされています。
実施工としては、中間帯鉄筋のフック部分や施工構造物の角部分鉄筋のかぶり厚が心配になりますので、その部分等に関し施工図を書き事前チェックをしております。
そうしておけば、事前に発注者監督員と協議及び承認がされますので、心配が減りますよ。
以上 施工頑張って下さい。