L2せん断耐力

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レベル2せん断耐力 が 常時・レベル1せん断耐力 を下回ることがある。
例 : bw :巾=1000mm、D :成=1000mm、d :有効成=920mm、引張・圧縮側鉄筋共=D16@100(As=1986mm2) 、せん断補強筋無、N=0.0kN、Fc=24N/mm2
<常時せん断耐力>
Va=0.450*1000*920*7/8/1000=362.3 kN
<レベル1せん断耐力>
Va=0.675*1000*920*7/8/1000=543.4 kN

コメント

ユーザー 匿名投稿者 の写真

通りすがりです。

> <常時せん断耐力>
> Va=0.450*1000*920*7/8/1000=362.3 kN
> <レベル1せん断耐力>
> Va=0.675*1000*920*7/8/1000=543.4 kN

まずレベル1時の許容応力度を割り増し1.50として求めているようですが,せん断の場合はこのような割り増しをしてはいけません。
特に本ケースではせん断補強筋がないので,コンクリートの斜めひび割れ発生で即破壊となります。
なので,耐力=斜めひび割れ発生荷重=常時せん断耐力となり,レベル1せん断耐力=362.3kNとなります。
構造物の設計では,常時以降の耐力はスターラップ等のせん断補強筋を入れるのが普通というか常識です。

常時(レベル1含む):斜めひび割れを発生させない=コンクリートの許容せん断応力度のみ考える
大地震時等の破壊検討時:せん断破壊させない=コンクリート+せん断補強筋で考える

> <レベル2せん断耐力>
> βd=(1/0.92)^(1/4)=1.021
> pw=1986/(1000*920)=0.00216
> βp=(100*0.00216)^(1/3)=0.600、Mo=0、βn=1.000
> fvcd=0.20*(24/1.3)^(1/3)=0.529
> Vcd=1.021*0.600*1.000*0.529*1000*920/1.3/1000=229.3 kN

まず,fvcdの算出でなぜか1.3で割っていますが,これは不要です。
また,γbは土木学会示方書によれば1.10です。
fvcd=0.20*24^(1/3)=0.577
Vcd=1.021*0.600*1.000*0.577*1000*920/1.10/1000=295.6 kN

これとVa=362.3kNを比較すれば若干Vcdが低いですが,まぁ同レベルであるといえると思います。

それから,質問は意見交換広場でなく質問広場が適当かと思います。