コンクリートのスランプ

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土木工事で使用するコンクリートはスランプ8とか10とか低めのものを使用し
建築工事では18とか20とか高めのものを使用しますが、それはなぜなんでしょうか?
ふと疑問に思ったので、どなたか教えてください。

コメント

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土木学会誌 2001年10月号で「土木と建築−コラボレーションとアンビバレント」という特集が組まれていました。

http://www.jsce.or.jp/journal/thismonth/200110.htm

この中で、松岡康訓氏(大成建設)が『「土木」の強度と「建築」の流動』というタイトルで、コンクリート材料に関する記事を担当されています。
記事の中からスランプに関する記述を引用しますので参考にしてください。

この差は,主として構造物の構造条件や施工条件からくるもので,土木構造物は一般にマスコンクリートで配筋量が少なく硬いスランプでの施工が可能であるのに対して,建築構造物は部材厚さが薄く,配筋量も相対的に多いことから柔らかいスランプのコンクリートを使わないと所要の品質の確保が経済的にできないということであろう.


この他にも、土木・建築の両学会基準の改訂の変遷などに関する記述があります。

また、コンクリートの他にも、耐震設計、建設マネジメント、デザイン、都市,地域づくりといった項目について、「土木と建築」という観点の記事がありました。
興味があるようでしたら、御一読することをおすすめします。

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土木屋です。土木の考え方から判断すると、土木構造物は長期間持続させる必要がありコンクリートが主なのです。その補強として鉄筋を入れている感覚であり、きっちりしたコンクリートが要求されてきましたのでスランプの少ないコンクリートとなったのだと思います。
建築工事の場合は、ただ単に仕切り壁としての構造用途から流動性を重要視したために土木で言うところのシャブコンで打設しているのだと思います。(いくらセメント量を増やしたり、流動化剤を入れているからと言っても、シャブコンには違いない)。
また、鉄筋量は土木の方が断然に多いと思います。

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・高度成長期の時代に 現場の実情に合わせて 事務方がそうしただけだと聞いています。

早く作る・・・安い・・・何がわるい・・・技術屋が説き伏せなかった

事務方に現場技術屋の年月が経っておこる現象は理解できない・・・検査は完成検査

だけですから。

結果的に・・品質がわるくなり カバーするため高性能の減水材が開発された

魔法の薬といわれてましたが・・・現場では将来このコンクリートはどうなるの

だろうと噂していました。

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#2529の投稿者です。
私は建築は専門ではありません。
また、コンクリートの専門家でもありません。

そのため教えていただきたいのですが、
ここでいう「シャブコン」とはどういう意味で使われているのでしょうか?

私の印象では、
「シャブコン」は「不法に加水したコンクリート」
というイメージがあります。
その意味で使われているとすれば、#2580のコメントは
「建築工事は総じて不法行為をはたらいている」
という印象を与える、無責任なコメントに感じます。
そういう意図が無くても、言い回しに配慮が必要ではないでしょうか。

建築学会の現行の基準類が手元にないので、確かなことは言えないのですが、
前掲の学会誌の記事によれば、
そもそもの建築学会基準のスランプ値が土木と比べて高めなのですから、
建築学会基準に合致していれば不法なコンクリートとは言えず、
土木学会基準と比べてシャブコンか否かという議論は重要なものとは思えません。

以上、私の思いこみによる誤解であるならば、お詫び致します。

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前述の#2529は#2579の誤りでした。
ごめんなさい。

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(#2581)の方へ
 事務方だけではないようです。私はプラント屋なので躯体が出来上がってから乗り込むことも多いのですが、ジャンカだらけ。コールドジョイントの連続なんて水槽珍しくありません。現場担当者がコンクリートの打設を全く知らない場合が多いようです。
 それこそ、シャバシャバのを流し込まないとと思っているようです。
 そして型枠のパンク。目も当てられません。
 水槽のスラブが水平でないのでクレームを付けたら、安価な型枠であげているので、一二センチの不陸はコンクリートの性質からいって当然です。(とりあえずクリープが起きることは知っているようですが)と平気で反論しましたから。(この発言、地元の中小の業者の発言ではないですよ。スーパージェネコンとよばれる大手の建築の所長の発言ですから)
 案の定、六百トンの水槽から、三日間の漏水が27トン。修繕は防水で勘弁してくれとのたまいました。
 昔の方が緻密でまともなコンクリートを打っていたような気がします。

(#2579)(#2582)の方へ
 シャブコンといいたくなる気持ちもわかります。本当に流れるのですから。

 すみません。前置きばかり長くて。

 本題に入ります。

 私は、先輩から、日本には土木で使用するアジテイターのような動力の強いコンクリート打設用ポンプが普及しなかったので、必然的に流動性のよいコンクリートを作る方向に走ったのだと聞いております。(麻薬みたいなものだといっていました)
 その先輩が云うには、日本ほどやわらかい生コンを打設する国はないと申していましたが、本当か否か確認はしておりません。

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・日本ほど・・・はそうです、海外のコンクリート関係者もスランプ試験は知って
いますが・・・・ああーあれねという程度の認識です