石張り舗装のせり上がり現象について

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舗装構成 RC40 t=15cm コンクリート t=15cm(網入) モルタル t=3cm  御影石 t=6cm(300*300*60)の石張舗装(車道部 L=500m W=4m)を実施したところ、御影石が横断方向にせり上がり現象を起こしてしまいました。発生日は気温が高い日(春先で気温が急激に上がった日で、25℃ほどある日でした。通常10〜15℃程度です。)で、4月から5月までの間に8箇所で発生しました。せり上がりの箇所は、すべて目地材(エラスタイト)の設置箇所です。復旧にせり上がった2列の石を剥いで施工しなおすと、目地材が挿入できないほど石と石の間隔が狭くなっています。今後も施工予定があるのですが、発生原因及び事前に行える対処方法をご教示いただければ幸いです。
 その他の条件について。

コメント

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目地間隔16mは異常です・・・ありえない

ユーザー tama2 の写真

自然石の温度収縮はある程度やむを得ないと考えます。
私の近所の現場でも4年以上補修し続けてます。
直ぐに解決とはいきませんが、以下の部分を確認してください。
1.ベースコンクリートには目地がありあますか?(10m〜15mに1カ所程度)
2.ベースコンクリートの目地と石の目地は同じ場所にあり、通ってますか。

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回答ありがとうございます。
ベースコンに目地は切ってあります。
間隔は8mに1箇所です。
ベースの目地と石の目地は、
ほぼ同じ場所に来るようにしておりますが、
景観を第一に考えて施工しているため、
石の切断等しておりません。
そのため、最大で20cmのずれがあり、通ってはいません。
また、石の目地はベースの倍の間隔16mに1箇所
施工しています。
やはり、石を加工して目地をベースから通したほうがよいのでしょうか。

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ざっと計算してみましたが、石の熱膨張係数を150×10^-7cm/cm℃として(このあたりの値はおおよそです)、15℃の温度上昇が発生した場合、御影石のブロック1個の膨張量は約0.07mm。
16mの目地間隔では3.5?膨張することになります。実際直射日光が当たる御影石の温度は気温以上になるでしょうから、低く見積もっても5mmは膨張したのではないでしょうか。
5mm膨張したとすると、目地材のエラスタイトは5mm縮められる事となり、その分の体積は上下へと押し出される事となります。
この上下へと押し出された目地材が御影石をせり上げる原因ではないのかと思います。

現状への対策としては、
・石を加工して目地幅を大きくし、目地材(エラスタイト)の幅を大きくする。
・4mごとにモルタルの目地材を除去する(目地の部分にカッターを入れる)。

今後の対策としては、
・御影石の目地材の間隔を小さくする。
・目地材以外の目地部のモルタル詰めを廃止する。
といった所でしょうか?

ベースのコンクリートの温度変化は御影石に比べてごくわずかでしょうから、目地位置の違いがせり上がりの原因ではないと思います。