最近、話題になっていると思いますが、コンクリートがらの再利用に関して質問が
あります。
その再利用については、破砕・粒度調整等を行って、道路用材かコンクリート用の骨材
などに使われますが、その品質規定は第一義的に粒度だけであり、今のところは、pH
や異物混入には触れておりません。
今までのはそれでも良かったみたいですが、最近のコンクリートがらには多量に異物が
含まれており、特に、最近のをみますと、異物として、タイル片、ガラス片、繊維状
のもの(石綿状のらしきのもある)、木片、断熱材の欠片などが含まれていることも
あります。
これは建築の解体工事で出たものと思われますが、もし、異物にある繊維状のものが
石綿であったと分かった場合には、ごく微量であっても問題になるのでぞっとします。
(石綿は、特定管理廃棄物となっている。)
施工時には湿潤状態であるから問題ないというものでもありません。
例えば、道路に使う場合、アスファルト工事などで再び路盤を荒らす場合や粒度試験を
する過程(乾燥炉を使うため。土を捨てるとき埃が出る)で、埃などが出るおそれが
あります。
このため、異物混入試験とか基準を設けてほしいと思いますが、
現在のところはどうなのでしょうか?
(ただ、石綿含有建材の欠片などのように、特殊な試験をしてピーク検知しないと
それと分からない異物もありますが・・・。)
少しだけだから大丈夫という現場施工技術者も多くいて、困りものであるのが
現状であろうと思いますし、上司から、俺が大丈夫だと言っているからやれっと
言われた場合の対処の仕方も含めて御指南を願えば幸いです。
(根拠なく言われて困る場合があります)