山陽自動車道盛土崩壊

セクション: 
|
ユーザー 匿名投稿者 の写真

 台風14号の降雨により山陽自動車道岩国付近の盛土が崩壊し、盛土下の人家に大きな被害をだしました。被災された方々には心からお見舞い申し上げます。
 ところで、当該部分の道路構造はどのようになっていたのでしょうか?

コメント

ユーザー 匿名投稿者 の写真

JHの設計要領では、盛土勾配は1:1.8 小段は7m毎に1箇所(W=1.5m)。
小段にはPU300の排水溝あり。
舗装構成は全厚450〜500mmくらいでしょうか。
舗装下には上部路床が300mm。その下には上部路体が約1mさらに路体があります。

盛土の地山地形によっては地下排水工が設置されていると思いますが、報道を見る
限りでは路体における中間部の円弧すべりと見受けられます。
ですから、盛土全体の安定上ではないと思います。

盛土にはところどころたて溝があり、山側からの排水や路面上の雨水を盛土斜面をつたってのり尻まで誘導します。 その排水がオーバーフローして路体内へ異常な水が浸透した可能性も拒否できませんね。