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ホーム › 小型重力式擁壁の根入れについて小型重力式擁壁の根入れについて
投稿者:匿名投稿者 | 投稿日時:2022-12-20(火) 13:41
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お疲れ様です。いつも参考にさせていただいています。
地盤高低差が400mm程度ある部分に小型重力式擁壁を計画しています。擁壁前面にはPU3側溝をべた付けで配置し側溝天端と擁壁天端までが400mmとなるイメージです。
この際、擁壁工指針に基づけば、原則擁壁の根入れは側溝下端から300mm必要であることとなると思われますが、構造計算(転倒・滑動等)に問題がなければそれよりも浅く(例えば側溝天端から150mm)しても、問題ないでしょうか。また、根入れ深さについて特例のような記載がある文献等はありますでしょうか。
以上、お詳しい方にご教授いただけると幸いです。
コメント
#8428 Re: 小型重力式擁壁の根入れについて
擁壁工指針からは、根入れDfは、側溝の天端から基礎砕石の天端で定義されているように思いますが。側溝の下端とはどこでしょうか?
#8430 Re: 小型重力式擁壁の根入れについて
わかりづらく申し訳ありません。水路底面より擁壁基礎までを300mmとされていると思います(Df-300=側溝全高)が、例えば300の部分を200にしてよいか、という趣旨の質問です。
#8429 Re: 小型重力式擁壁の根入れについて
(小型)重力式擁壁の標準図は根入れを0とした状態の計算結果ですので、計算はあまり関係ないかと思います。
今回の場合、PU側溝のべた付けと言っても小型重力式の前面は水路側面ではないので、
側溝下端より300mm必要ではなく、側溝天端から根入れ50cm取れば十分ではないでしょうか。
特例のような記載は特に知りません。すみません。
#8431 Re: 小型重力式擁壁の根入れについて
・転倒・滑動に根入れ深さは無関係です。要するに地べたに置いた重力式の背面に土を背負わせた時点で計算は成り立ちます。
・擁壁の根入れは水路底面以深30cm以上確保する事が原則ですが、尚且つ寒冷地においては凍結深度以上(基礎砂利も含めて)入れないといけないと思います。
#8432 Re: 小型重力式擁壁の根入れについて
擁壁の根入れについて、以前会計検査で指摘されてなかったでしょうか?(うろ覚えです)
公共事業であれば、教科書(指針)どおりに計画することをお勧めします。
#8433 Re: 小型重力式擁壁の根入れについて
皆さまありがとうございます。 横着せず、しっかり根入れを確保しようと思います。
#8434 Re: 小型重力式擁壁の根入れについて
基準に沿って設計をするのが常識です。基準とは土工指針のみならず各発注者の設計基準書も含みます。
なぜ、根入れを減じる必要があるのかさっぱり分かりませんが、複合要素がない単一条件下では、基準に沿って設計したことで不経済になる事はありません。
#8437 Re: 小型重力式擁壁の根入れについて
発注者よりコスト削減のため根入れを減じるような事例や特例等が他自治体等でないか質問を受けたためです。
#8441 Re: 小型重力式擁壁の根入れについて
基準から外れたコスト削減はコスト削減ではなく単なるケチだと思います。
根入れ最小50cmは以後の付近掘削で底版が露出しない深さと言うことで決まっていると思いますし、側溝水面底面ー30cmも同義だと思います。
凍上影響がないことが前提ですが、完成後、側溝取替もしないし、擁壁前面の掘削もしないと言うこと、また崩壊したら直せば良いを前提に、根入れを側溝部材下面(要するに基礎砂利天端)にしたと言うことでも良いかと思います。
完成後擁壁変状があった場合は、「付近掘削の影響があったのでしょう」という理由が立てられます。
事例としては根入れを浅くした設計は経験があり、施工後も少々の変状はあれど機能は保っています。
特例はないです。と言うか、ルールを無視した設計施工方針が特例として残る事はないと思います。
#8447 Re: 小型重力式擁壁の根入れについて
単なるケチというのは重々承知ですが、発注者の意向ですので仕方がないですねー。単費のために指針を軽視している感が否めないので、指針通りの設計でどうかという説明はしているところなのですが、難しいですね。
#8453 Re: 小型重力式擁壁の根入れについて
単費であれば会計検査も入らないだろうし、もし不都合があってもその責は受注者ではなく発注者にあるのが委託業務の基本ですから、さほど真剣に考える必要は無いでしょう。
あとは説明の仕方の問題です。基準書に沿った場合と基準書に沿わぬ場合を比較して、基準書に沿わぬ場合を選択して貰えば良いだけです。
知らない人も少なからずいるのですが、どのような設計が良いかを決定するのは発注者であって、受注者にその権限はありません(だから委託業務なんですが)
基準書に沿わぬものの特例などないですし、もしあるとしても、それを探し出すのは発注者の責務において探すものです(行政間の意見交流をしているのだから、発注者の方がよほど知っている)
個人的な私の考えとしては、そのケースにおいて何故、重力式擁壁なんだろうとは思います。
ジオテキスタイル擁壁の方が、地盤変動に対して許容性があるから、以後、その程度の高さなら不都合があっても施工し直しになる事はまず無いです。
施工費もおそらく安いはずです。
ジオテキも最小根入れは50cmだったと思いますが、重力式擁壁の根入れ不足よりはジオテキの根入れ不足の方が不都合が起きる可能性が少ないです(地盤反力の関係)
個人的には、こんなことが技術者故の技術だと思っています。一考ください。
#8454 Re: 小型重力式擁壁の根入れについて
当方、まだまだ勉強不足なもので。。。いろいろご教授いただき大変助かります。いずれにせよ、施工後に文句を言われないように、議事録等の記録だけはしっかり共有しておこうと思います。
#8436 Re: 小型重力式擁壁の根入れについて
擁壁とみなすかどうかではないでしょうか。
私なら擁壁とはせず、土留壁として、側溝天端から300mm程度取ります。500mmも取りません。(もちろん、発注者には承諾を取ります。)
地上高400mmしかないのに根入れがそれ以上となるのは不経済です。
基準の背景を考えて判断した方が良いと思います。
#8438 Re: 小型重力式擁壁の根入れについて
勉強になります。そのような案で一度発注者に相談してみたいと思います。