舗装設計について

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舗装設計について
駆け出しの設計者です。

舗装厚を決定する際に、CBR試験を実施されていないときには
どのように舗装厚を決定するのが正しいのでしょう?

私は借用資料などで2パターンの決定方法を見たことがあります。
パターン① CBR3~12まですべて算定して最も安価なものを採用する方法
パターン② CBR8と決め打ちして舗装厚を決定する方法

パターン②の方が当然手間が掛らないと思いますが、8に設定(推定)した根拠がどこにもないため
経験的に8にしているのかと思いました。

もしくは他に正しい決め方があるのでしょうか?

コメント

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>舗装厚を決定する際に、CBR試験を実施されていないとき
 設計のタイミングが概略レベルであれば、想定のCBRでやることは考えられますが、実施設計段階においてCBR値がないのはあり得ないと思います。
 仮に、対象となっている道路が堤防上にあり、河川管理者から堤体の掘削が許可されない場合であっても、例えばFWDを使うなりして設計CBRの推定を行うべきだと思います。

 higashiさんが道路管理者側の方で、CBRの情報無しで舗装工事を発注しなければならないのならば、設計書の中にCBR調査の費用を積み上げ計上すべきでしょうし、コンサルタント側の方であれば、報告書の申し送り事項の項目に『舗装構成は推定CBRで行っており、実施に当たってはCBR調査を実施し舗装構成を決定されたい。』などと明記しておくことをお勧めします。

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設計CBR試験が実施されていない報告書は結構みます。発注者が悪いのか受注者が悪いのか。発注者の責任が6割ぐらいですかね。
パターン①はやり過ぎだと思います。やはり発注者に試験の実施を進言するのが本来の筋だと思います。それでもやらないのならパターン②になりますが、早々に打合せ簿で証拠固めを行い、最終的には申し送り事項に記載するのでしょうね。
ただし、路床材料が購入土の場合にはCBR値は12以上が充分期待できますし、流用土で路床を構築する場合に事前に流用土の試験ができる(仮置きしてある等)のなら、事前に試験を行うのも可能ではあります。ただ設計CBR試験は自然含水比で行いますので、路床を仕上げてから試料採取してCBR試験を行うのが最も正確だとは思います。

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たまに見るCBR8というのは、設計CBR3,4,6,8,12,20のうち、3(悪質)と20(良質)を除く4~12の中間値を取ったものと推察されます。
断定するのが難しい時に中間値をとる慣例がありますが、これもその類かと思います。