落石防護擁壁について

セクション: 
|
ユーザー 匿名投稿者 の写真

落石防護擁壁(ストーンガードなし重力式擁壁のみ)を設計しています。
私の使っているソフト(こういう場で言っていいのかわからないので伏せます)は、重力式擁壁の背面勾配の設定ができません。
メーカーに理由を聞くと、「便覧の計算事例にないから」だそうです

設計する斜面は土砂斜面から岩盤斜面に切り替わる部分が含まれており、
土砂斜面の条件は崩壊土砂、岩盤斜面の条件は落石と設定しています。
土砂斜面は崩壊土砂条件で、擁壁寸法 天端0.5m 壁高3.0m 前面勾配1:0.5 背面勾配1:0.3(経済断面)
としているので、岩盤斜面でも連続した擁壁形状にしたいのですが、落石対策のソフトに背面勾配1:0.3を入力できない状況です

質問①実際に現場で背面勾配がある重力式擁壁を設計や施工されたご経験はありますか?
質問②擁壁寸法 天端0.5m 壁高3.0m 前面勾配1:0.5 背面勾配直 で計算して安定であれば
   背面勾配1:0.3としても安定であるとしてよいものでしょうか?

コメント

ユーザー 匿名投稿者 の写真

質問への回答でなく申し訳ないですが、急傾斜地崩壊対策事業ですか?
なぜ土砂斜面は落石対策なしで、岩盤斜面は落石対策有りなのでしょうか?落石対策の石は、岩盤崩壊の岩のことではなく斜面にある転石ではないのでしょうか?
斜面の地質(表面)が土砂だからといって転石がないとは限りませんが。斜面調査をすれば恐ろしいほど転石だらけの山もたくさんあります。また落石は何十度か開いた範囲まで対策する必要があると思いますので岩盤斜面の端部の石は土砂斜面まで落ちるのではないでしょうか?
そもそも対策内容は万全でしょうか?

ユーザー 匿名投稿者 の写真

コメントありがとうございます。説明不足で申し訳ありません。
急傾斜対策事業です
斜面内の調査をした結果、土砂斜面内にある石は安定度ランクが高く、落石実績も見受けられず、
Φ10~30㎝の個体がほとんどで落下する可能性が高いものでもエネルギーが25kJ程度ですので、崩壊土砂条件のみと設定しています
岩盤斜面は、安定度ランクが低く(剥離型落石、ひびわれ等が大きい)、落石実績(Φ70㎝250kJ程度)も確認されているため、崩壊土砂条件と別に、落石条件でも計算した方が良いと判断しています
土砂斜面と岩盤斜面は隣接しており、断層を境にして斜面状況がガラッと変わっております。
落石の到達位置についてはおっしゃる通り約45°(片側22.5°)で広がるので、落石到達部は落石条件を見込む必要があります

ユーザー 匿名投稿者 の写真

了解いたしました。
背面勾配が直でもつ擁壁を3分でころばせると過大設計になると思いますが。