擁壁の水抜孔の管径と間隔の関係

セクション: 
|
タグ: 
ユーザー 匿名投稿者 の写真

道路土工擁壁工指針に、「水抜孔は・・・・2〜3?に1箇所の割合で設けることが望ましい。水抜孔は内径5〜10?程度の硬質塩化ビニルなど・・・・設けるのがよい。」とありますが、内径5〜10?程度の水抜孔を2〜3?程度というのは、どの程度の水の量を想定して決まっているのでしょうか。
水抜孔から出る水の量は、土質や地下水位等、種々の要因によって異なると思うのですが、指針に書かれている管径と間隔の関係がどのように決まっているのでしょうか。

コメント

ユーザー nomkei の写真

>水抜孔は・・・・2〜3?に1箇所の割合で設けることが望ましい。

昔から言われているので、経験的なものだと思います。

>水抜孔は内径5〜10?程度

小さいと泥とかで目詰まりしやすいし、大きいと構造的な欠損になるし、見栄えも悪い。それで、この程度の大きさがいいのでは。

>どの程度の水の量を想定して決まっているのでしょうか。

水抜き孔から水が出てるのを見るのは数えるほどしかありません。出たとしても、最下段の孔か伸縮目地からです。水抜き孔があることで、裏込め砕石に空気が入り、地下水位を押し下げてくれます。例えば最下段しか孔がないとすると、なかなか地下水位は下がらないと思います。なぜかというと、プッチンプリンの爪を折らずにひっくり返した状態と同じ。爪を折れば、大気圧でプリンが出ますよね。つまり、水抜き孔は地下水位を下げるのに必要な空気抜きの役目も果たしています。