青年海外協力隊:桟橋30メートルの施工手順

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FIJI、オバラウ島において浅瀬(深さ50センチ程度)に桟橋(長さ30メートル、幅2メートル、小さいボートが着く程度)を造りたいと思います。
構造は、6メートルスパンでRC30センチ角のコの字の脚を5つ造り、その上は木材を転がすといったものです。地域一帯はきれいな海が広がり、潮の流れが速いことはありません。床高は基礎上より2メートルです。時折サイクロンあります。
材料は、セメント、砂、砂利、木材、釘等整います。しかし、道具は、ミキサー、レベル測定器、バイブレーター、工具、水平器、4トントラック、バックホウ、ブルドーザーがあります。作業員は私を含め、他は現地の全くの素人です。
私は、建築分野にて青年海外協力隊としてここに居ります。
今回、水面下はどのように施工するのか?
   どこから着手するのか?
   注意点はどこか?
などなど概要だけでも、教えていただきたいと思います。

コメント

ユーザー nomkei の写真

 良いところで仕事をなさってますね。一度は行ってみたいですね、観光でですが^^;仕事としては、大変なご苦労をなさっているようですね。
 私は海の仕事をしているわけではないのですが、日本で行う桟橋であればこんな感じかなと思います。
1)鋼管やH鋼を基礎として打ち込む。
2)橋脚の周りに鋼矢板を打ち、締め切って、水中ポンプで水を排水して掘削する。
3)基礎周りに配筋し、型枠を組んでコンクリート打設。橋脚完成。
4)型枠脱型、埋戻し、鋼矢板引抜。
5)橋桁の架設。
施工には仮設の桟橋が必要かもしれませんね。

 さて、現地の資材を考えますと、このような施工は不可能でありますので、以下私の提案ですが。
1)基礎は木材を杭として打設
 常時水中にあれば、木は腐りにくいと聞きます。出来るだけ太くて長い木を、橋脚部に数本打ちます。打設方法は、バックホウで吊って押し込む(日本では大きな声で言えない)。水中ポンプと単管とホースがあれば、杭の先端に単管の先を背負わせて、海水を送ってやれば簡易なウォータージェット。単管の先をつぶして細くすれば、流速が増して砂を乱すので杭が入りやすくなると思います。打設が完了すれば、バックホウで単管を引き抜く。
2)フーチング築造
 杭を数本打って基礎が出来たら、少し掘って砂を平らにし、鉄筋・型枠を組んで海面上までコンクリート打設する。もちろん水中コンクリートです(日本ではしかられるかもしれませんが)。波があるので、型枠大変かもしれませんが、海側にバックホウで土手など作ったらどうでしょうか。多少浜辺を荒らしても良いのなら、周りを土手にして水中ポンプでドライにする方法もありますね。
3)橋脚、橋桁の築造
 あとは海面上での作業なので、説明は要らないかと思います。

 素人の提案ですが、泥臭い仕事は得意分野なので、お役に立てれば幸いです。お身体に気を付けて頑張って下さい。
 

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フィージー(ママヌザ諸島)には3回行きました。とても良いところです。
さて、第1案はとても良いと思います。簡易的なウォータージェットは私も経験がありますが、とてもスムーズに入ります。
コの字型の橋脚の築造ですが、海面上とはいえ素人集団ではちょっときついかもしれません。
代案ですが
コの字型橋脚は陸上で製作し、バックホウで据え付けるという方法はどうでしょうか。
重量的には、バックホウのバケットを外せば吊れると思いますが。(2台吊りも可)
もちろんフーチングを大きめにして、建てこみ箇所を箱抜きしておきます。
建てこんだらその周りを補強コンクリートを打設するなりして安定を増すようにします。
日本では考えられませんが、限られた資材と人員ではこのような方法しか浮かびませんでした。お役に立ちますでしょうか?

ユーザー 匿名投稿者 の写真

書き忘れましたが、フーチングの周りは砂の洗掘防止のため、被覆石(大きめの石)を施工した方が良いと思います。

大変でしょうが、頑張って下さい。

ユーザー 匿名投稿者 の写真

貴重な内容、教えていただきありがとうございます。