コンクリートの養生について

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コンクリートの被膜養生について
コンクリート擁壁の鉛直面養生について被膜養生を用いようと思うのですが、脱型後被膜養生を行えば、一般養生はしなくてもよいのでしょうか?また、被膜養生面の乾燥が終われば埋戻し作業にかかってもよいのでしょうか?冬季の施工になるものですから、一般養生期間が(高炉12日間)とることが出来ない為、困っています。どなたか、参考になる資料がどこかにないか教えてください。
よろしくお願いします。

コメント

ユーザー 匿名投稿者 の写真

冬季かどうかではなく、施工時期が寒中コンなのかそうでないのかでコンクリート種別は変わります。
なぜ高炉を使うのかが分かりませんが、せいぜい普通ポルト以上の採用が常識的な時期です。
もちろん、施工承諾による強度アップも視野に入れなければいけません。

また、被膜養生は冬季において散水養生できぬ場合や低湿度による乾燥ひび割れ発生を防ぐ目的で施すわけで、
埋戻し可能な強度とはまた別の話です。

それらの事はコンクリート標準示方書を熟知し、かつ被膜養生の原理を理解していれば導き出せる事柄で、さほど難しい話ではないのです。

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返信ありがとうございます。
普通セメントに変更しても脱型後日数を要すもので、早く埋めて次工程に進みたいのです。
散水をしなくてもそれと同等であればよいのでは考えています。
埋戻し強度とは脱型強度とイコールと考えてよいのでしょうか?

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前段に寒中コンなのか一般コンなのかということを整理しないとだめです。

コンクリート示方書に各セメントに対する基本的な養生日数が書いています。
最早で2日があると思います。
それに近ずけるために(=施工を早めるために)、何をすべきかを考えます。
具体、セメント種類と養生温度の設定です。

埋め戻し強度というのは、上記養生期間+2日(緩慢な温度降下期間)が過ぎた後、
躯体にかかる荷重(土圧や車両荷重、上載荷重などの死荷重)を考慮して決定します。
脱型強度とは荷重のかからない状態において変状を来さぬ強度のことであり、これと
埋め戻し強度はイコールになりません。

その、計算ができないならば、設計強度に至るまで埋め戻しは出来ないというスタンスで考えないとだめです。

次工程に早く進みたいのは理解できますが、そもそも早く進めたい理由とそうなった原因がどこにあるのかを
考えることも大切です。
発注者の工程管理の甘さや受注者の施工計画の甘さなど、いづれも能力のなさが引き起こす事項ですが、
前者であれば、施工を早める工夫に対し金がかかるなら、相応の要望を発注者に求める必要もあります。

余談、被膜養生は散水を要しない養生方法と言うだけで、施工を早めるアイテムではありません。

全ての事柄は既に示方書などでルールが出来ている事なので、全く難しいことではないと思います。

ユーザー ケルン の写真

公共事業の現場技術者です。
施工完了判断についての資料はあまり見かけることがありません。
他の場合ではコンクリート標準示方書「施工編」、道路土工 施工指針 などを参考にしています。

なので以下は発注者と問答する場合の説明例です。
・一般養生については給熱は必要なく、乾燥を防ぐ程度ですので被膜養生で同等だと考えます。
・埋戻作業をすれば土中では乾燥しないため、埋め戻し部が施工に耐える強度を確保できるのであれば埋めても良いと考えます。
・鉛直面であれば上に重機が乗るわけでないのそう大きな強度は必要ないと考えます。

施工計画書などに記載するのが目的であれば「こうします」的な宣言の形になるのではないのでしょうか。

ユーザー 匿名投稿者 の写真

回答ありがとうございます。
承諾にて提出とのことでした。しかし文章で一般養生と同等である的な文面の資料が必要だそうです。
そのことについて直接ふれている文章が大変すくないのです。
よくあるのが乾燥収縮による表面ひび割れや強度アップ等うたっているのですが、単純に一般養生しなくて
よい等または、優れているとは書いていない資料ばかりで・・・・

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養生とは、打設後一定期間コンクリート周囲の温度及び湿度を適切な範囲に保持するとともに、コンクリートを有害な作用から保護することです。

膜養生材では水分の乾燥防止にしかなりません。
冬季であれば一定期間保温養生する必要があります。

現場のご都合もあるかと思いますが、養生期間はしっかり取ってください。