地質調査結果の考察について

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地盤調査の結果、盛土層は砂礫で現地盤は粘性土層、自沈で推移する軟弱層が確認されます・・・と考察が述べられているのですが
自沈で推移するとは、
①自重で沈下しているのか
②自重で時間と共に沈下してゆくのか
③そのた別の意味がある

コメント

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現場状況が不明なため、想像で記載します。
ここで言う「自沈」とは「圧密沈下」と解釈すると。

自然状態の「粘性土」で未圧密(自重で圧密沈下が生じる粘性土)であることは考えにくいと思います。

ここでは、「盛土による上載荷重によって粘性土が圧密されて沈下する」と述べたいのでは無いのでしょうか?

ただし、港湾工事などにより埋め立てられた「粘性土」であれば、未圧密(自重で圧密沈下が生じる粘性土)である可能性があります。

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地盤調査の報告書で述べられているのであれば「自沈」というのは標準貫入試験で重りを自由落下させなくても自重で沈んでいく(N値=0)ことだと思います。

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投稿者です
地盤調査会社が、スウェーデン式サウンディング試験を行ない、以下「 」のような考察を述べているのですが
この中で、盛土層内及び以深において自沈で推移する軟弱層が確認されます・・・とあるのですが
この自沈で推移するとは、今まさに自重で沈下しているのか これから沈下することを言っているのか
他に言い方はあるのか・・・どれでしょうか

調査報告書
・報告には、以下の「 」の考察と、A4ページ1枚に以下の試験結果があるだけでコメントはありません
荷重・半回転数、貫入量、1m当たりの半回転数、記事、推定柱状図、荷重、貫入量
換算N値、許容支持力が書かれていて
①盛土層は:砂礫室でN値は1~3、深度は1.25m
②盛土層以下は:粘性土でN値は4~38(深度が増えるにしたがってN値は増加)、調査深度は3mまで・・・これ以深さは調査されていません
記事のなかにある、貫入状態の表現でスルスルとかストンと言うのが自沈?

考察
「当該調査地は、地形区分上は台地に位置する新しい造成地です。調査の結果、盛土層内及び
以深において自沈で推移する軟弱層が確認されます。調査地は盛土造成後の経過年数が浅い
ものと思われ、盛土荷重及び新規計画建物の載荷重に対して、十分安全であるとの判断が出
来ません。今後、建物荷重の影響によ、不同沈下を引き起こす可能性が高い地盤状態である
と推察されます。沈下対策として、基礎下に地盤補強を実施し、家屋の長期的な安定性を図
る必要があると考察致します。」

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「スウェーデン式サウンディングで自沈が起こった」との記載で、「今現在、沈下している」訳ではありません。
考察では、「今後、建築物が建設された際には、その荷重によって、軟弱な粘性土が沈下する可能性が高い」と言っています。

ここからは、個人的な見解です。。。

基礎底面から、2mまでに1kN以下(Wsw 100kg)の自沈層が有る。
基礎底面から2m以深5mまでに0.5kN以下(Wsw 50kg)の自沈層が有る。
この場合、国土交通省告示第1113号により、地盤補強の必要性が規定されています。

換算N値が計算された計算式が不明ですが、
粘性土: N=0.03Wsw + 0.05Nsw
砂質土、礫質土:N=0.02Wsw + 0.067Nsw
とした場合、粘性土のN=4は、Wswで100kg以上となり、地盤補強は必要ありません。
ただし、N=1~2の盛土はWswが100kg以下となり地盤補強が必要な結果となります。

周辺の地形状況等が不明なため何とも言えませんが、「台地に位置する新しい造成地」で圧密沈下が生じる粘性土が分布しているとは思えません。
ただし、前述のとおり盛土は支持力不足の感が否めませんので、再度、良質土で置き換えて十分に転圧してやれば、2階建ての家屋くらいは、建てれる様な気がします。

私の見解が間違ってるといけないので、地盤調査の会社さんに相談してみてください。

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よく分りました、詳細な回答ありがとうございました
この調査会社に問い合わせたところ
自沈で推移するとはどういう現象なのかを問い合わせたところ
①スウェーデン式サウンディング装置が自沈するのか
②土砂自重で自沈で推移するのか
回答は②ですが、どの時点でどの程度沈下するのは不明だということでした
知恵のない調査家さんい当たったと思ってあきらめるしかないのかも知れません