コンクリート標準示方書P196に記載あるKcについて

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コンクリート標準示方書P195では、鉄筋の定着長の算出式が記載されており、kcによりαを決定します。
比較的規模の大きな構造物であれば、各部位によってKcが異なる可能性もあり繁雑です。
鉄筋構造物として安全側の設計に配慮するということから、定着長が長く確保できるaの値を1.0として整理することはできないのでしょうか?

など、道路橋示方書で定められている値と異なる結果はどのように理解すればよいのでしょうか?

コメント

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 定着長の基準は、下回らないことです。拠って長くすることは設計強度の面では問題になることはありませんが、使用材料の増加、原材料費の増加、自重の増加などを招きます。コストパフォーマンスという言葉がありますが、過剰に、特に部分的に冗長なバランスを欠いた強化部分を作っても全体の強度が増すこともありません。
 設計者の品性の問題ですが、単に設計者が手を抜くために簡略化するのはいかがなものでしょうか。
 現場の施工性や、加工の簡略化にメリットがあるような場合に端数切り上げたりするのとは異なり、おそらくデメリットばかりだと思います。