コンクリート張工の伸縮継目における鉄骨の処理について

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急傾斜地の崩壊対策で、コンクリート張工を施工しています。コンクリート張(無筋)には、10m間隔でエラスタイトによる伸縮目地を設ける予定なのですが、担当者より鉄骨工にてH鋼を横つなぎしている溝形鋼を継目部で縁切りしては駄目だと指示されました。コンクリート張全体で強度を考えているので配力材である溝形鋼は全体でつないでおくという事のようなのですが、縁切をしないでコンクリートを打設してしまって構わないのでしょうか。いくら無筋コンクリート扱いだといっても鉄骨が腐食していってしまうのではないでしょうか。

コメント

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H鋼を縦に、2m間隔とかで配置し、それが施工時に横倒れしないように
溝形鋼でつないでいるということでしょうか?
構造のイメージがわかない中での意見となりますが、

①まず、防食していない溝形鋼を目地部分ででも露出させると、錆が進行し、
 将来的に内部の鉄筋が錆により膨張してコンクリートの剥離・剥落につながることが懸念されます。

②また、構造物全体の膨張、収縮に対応する必要があるため、一般的には無筋構造物であれば10m間隔、
 鉄筋構造物であっても20m間隔で目地を設ける必要があります。

①、②より、今回の構造でも、溝形鋼を「縁切」して目地を設ける必要があると考えます。(法枠等にも全て目地が入っています)

よって問題は、構造物を無筋構造物ととらえ目地を10m間隔とするか、鉄筋構造物ととらえ目地を20m間隔とするか、
の点に収束するのではないでしょうか。
「担当者」が溝形鋼に「配力としての役割」を期待しているのであれば、20m間隔とすればいかがでしょう。

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私も鋼材の縁切をしなければ、伸縮目地の意味が無いと思います。

段違い等を心配して鋼材を縁切するなということであれば、ダウエルバー

の設置等を提案してみたいと思います。

有難うございました。