吹付法枠施工中途中で作業中止するとき

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現場吹付法枠で、雨天等により途中で吹付作業を中止するとき、どこで施工を止めればよいでしょうか。
私は、吹付法枠は十字型が基本と考え梁の中間で止めたほうがいいと考えていましたが、役所の方から交点部分で止めるように云われました。
施工指針には細かく載っていませんが、なにか文書または指標はあるのでしょうか教えて下さい。

コメント

ユーザー FK の写真

『のり面保護工に関する質疑応答集(全国特定法面保護協会)』のp.54に書かれています。

「打ち継ぎ目は横梁の中央部とし・・・」

ユーザー 匿名投稿者 の写真

FKさんの提示されている出典の「打ち継ぎ目」は、「目地を設けるところ」を指すのでしょうか?
それとも、質問者さんのいう「目地を設けない、施工上の打ち継ぎ目」を指すのでしょうか?

枠中央は曲げモーメントが最も大きいため、「目地を設けない、施工上の打ち継ぎ目」なら、
交点付近に設けるのが良い気がするのですが。。。

(文面だけ見ると、確かに後者に思われます。出典が手元になかったもので・・・)

ユーザー FK の写真

丸ごと引用するのは気が引けますが、この程度は許容されるものと判断します。

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Q.吹付枠工の打ち継ぎ目は、どこに設置したらよいのか?

A.吹付枠工の構造設計上から、梁の交点部や縦梁では、原則として作業休憩中の継手
も作ることは好ましくない。
打ち継ぎ目は横梁の中央部とし、何等かの事情でどうしても縦梁の中間で吹付作業が
中断した場合は、補強鉄筋を加え、打ち継ぎ目をよく清掃し、富配合のモルタルを敷
いた上へ打ち継いでゆくなどの方法を取る必要がある。

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※打継目はできるだけせん断力の小さい位置に設けるのが基本ですので、梁の中央部で良いかと思います。(コンクリート標準示方書にも書かれています。)
モーメントに対しては、引張側は鉄筋が受け持つ前提ですし、圧縮側は打ち継ぎ目をつぶす方向なので、問題ないのではないでしょうか?(モーメントも小さいところがベストだと思いますが。)