見ましたか?(コミック誌に描かれた土木技術者)

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皆さんは、ビッグコミックという青年対象の漫画雑誌をご存知でしょうか?3月10日付けの原辰徳監督が表紙になっているビッグコミックに掲載されている「ゴルゴ13」という漫画に、土木技術者が出演しています。現会長とおぼしき杉原会長、土木学会とおぼしき日本土木工学会、昨年の仙台大会での会長の発言要旨、土木技術者の置かれている現状や土木技術者の心意気など、好意的に描かれています。十分な取材もなされているように感じました。また、ODAや河道閉塞などの簡単な説明もなされています。この号のラストでは、「ゴルゴ13」と会長がフィリピンの河道閉塞の発生現場で会うところで終わっています。次回の展開が気になるところです。土木技術及び土木技術者に対する社会への認知という点では、効果的なように思います。先ずは情報提供させていただきました。

コメント

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「河道閉塞」という専門用語が堂々とビックコミックに掲載されるだけでも画期的ですね。ちなみに私のATOKでは「かどう」は変換できませんでしたが。

 ちょっと気にかかったのは土木分野における成果の匿名性を是正すべきだという論調です。長年現場業務に就いている一技術者としての実感ですが、大きなプロジェクトに関与している技術者、専門職の殆どは、自らの貢献度の微少さに自覚的であり、その無名性(あるいは名誉の公共性)に満足していると思います。
 「○○ダムは■■の天才が最高度に発揮されたプロジェクトであった」と断定するスターシステムが土木の分野に必要かどうか、(建築と比較して)もっと技術者の本音を聴きたいものです。

※土木のスターシステムについて批判をしましたが、ゴルゴの作品内容は最高に真摯なものです。媒体を考えると画期的といっても良い思います。さいとうたかお先生の取材とその理解に拍手を。
 ちなみにレイノルズ数とダルシーの法則を即答できる土木技術者がどれだけいるのでしょうか?(畑が違う私はダルシーの法則を勉強しなおしました)