消波ブロックの養生期間(寒中)

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初めて質問を投稿します。
北海道で港湾工事を施工しております。
消波ブロックの製作において、寒中コンクリートとして給熱養生を行っています。
養生期間を5℃以上4日間(普通の露出状態の構造物、普通ポルト、促進剤なし)で計画したのですが、発注者から、「消波ブロックは設置後に水で飽和されるので、5℃以上9日間の給熱養生が必要」との指摘を受けました。
促進剤を使えば済むことなのですが、納得できないこともあり、どちらが正しいか御教授願います。

コメント

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消波ブロックは、製作時点では"普通の露出状態"にありますが、ブロック設置後は海水に浸かり激しい気象・海象作用を受けることとなるため、構造物の露出状態は(1)の"連続してあるいはしばしば水で飽和される場合"に相当すると思います。ただ、5℃以上9日間というのは「コンクリート標準示方書の表10.9.1の所要圧縮強度を得る養生日数の目安」に記載されており注意欄にW/C=55%の場合の標準を示したとあり、この養生日数は「同示方書表10.9.1激しい気象作用を受けるコンクリートの養生終了時の所要圧縮強度の標準(N/mm2)」の圧縮強度を根拠としています。(湿潤養生日数も同様と思います。)ですので、構造物の露出状態に必要な圧縮強度が得られる日数を使用する生コン工場より聞き、1回目のコンクリート打設で現場供試体を作成及び圧縮強度試験を行い所要圧縮強度を満足する養生日数を確定する等の方法等もあると思いますがどうでしょうか。

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参考となるコメント有難うございました。

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前回コメントした者ですが、私は建設会社に勤務しております。投稿者の質問に私がコメントした内容を当社土木部会の議案として討議しましたら、湿潤養生日数と寒中コンクリート養生日数の相違(普通の露出状態の場合)の差の養生日数はどの様な対処にすればよいのか?など、職員間で解釈の違いがあるのがわかりました。(コンクリート標準示方書の読み方の相違です。)湿潤養生はコンクリート表面の乾燥・収縮クラックなどを防止する標準の目安、寒中コンクリート養生日数は凍結融解を防止するために必要な初期強度の目安と目的が違うので、その辺の考え方が統一しておりませんでした。それで有識者の方に投稿者質問事項をお聞きしました。まず構造物の露出状態ですが、これはあくまでも製作する時点の製作場所での状態を示すのだそうです。ですから質問にあった消波ブロックは設置後に水で飽和されるからという発注者の理由は間違いだそうです。ですが養生日数に関し、(普通の露出状態)5℃以上・4日間と表には記述されていますが湿潤養生期間の日数(9日)がクリアーされません。それで残り日数を散水による養生とした場合(消波ブロックの露出状態が連続してしばしば水で飽和される状態となるため)養生日数は、そちらの状態に移行する(給熱が必要)事になるようです。また、コンクリート表面を散水ではなく養生シートで覆うなどして湿潤に保ちその上をシートで覆う(給熱が不要)などして残りの湿潤養生日数をクリアーする方法もあるのではと言う事でした。上記説明では理解できないと思います(書いている私がまだ納得していません。)が、今色々な書物を読んで調べています。ですが、私には高度な技術的知識があるわけではありませんので時間がかかると思います。もし、土木学会からの説明があると良いのですが。私からも色々なコメントを、お待ちしておりますので、よろしくお願いします。