
応力・ひずみ測定と強度評価(SSE)における実験的手法は,機械・構造物の安全性を保証するための基礎的技術として定着し,複合材やセラミックスなどの新素材への適用を含めて広範に用いられ,多くの成果を上げています。
例年開催されております「応力・ひずみ測定と強度評価シンポジウム」は,本年度で56回を迎える事となり,現時点での本分野における技術水準を再確認し,今後の発展の基礎とするための研究発表・討論の場を提供することを目的としております。募集講演テーマについては以下に示すように,広く実験応力・ひずみ測定・解析と強度評価に関するものであれば,どの工学分野の内容でも結構です。未発表の論文が望ましいものの,既発表であっても特に有用と思われる内容であれば差し支えありません。企業での実用的な研究成果や研究途中の結果の発表も歓迎しますので,是非奮ってご投稿ください。
また,従来からの「学生(学部4年生以下)セッション」に「学生優秀発表賞」を設けてありますので,下記の要領を参照の上,若い研究者の積極的な参加を希望します。なお,英文による原稿,英語による口頭発表も認めていますので,留学生や研究滞在中の海外からの研究者を含めて,講演発表へのご参加をお勧めください。
本シンポジウムは対面のみの開催とします。
【募集講演テーマ】
Ⅰ.各種応力・ひずみ測定法
① 電気抵抗線ひずみゲージによる測定法
② 光学的手法(ホログラフィ干渉法,スペックル干渉法,デジタル画像相関法など)
③ 応力塗料法,めっき法
④ X線応力測定法,中性子回折法
⑤ 電磁気的方法
⑥ 熱弾性法
⑦ 音弾性法,超音波法
⑧ 破壊力学パラメータに基づく実験的評価方法
⑨ 残留応力測定法
⑩ 過酷な環境条件下での測定法
⑪ その他の新しい計測・評価法(実験/数値ハイブリッド法など)
Ⅱ.強度評価への応力・ひずみ測定法と破壊力学の応用
① 機械及び構造物の健全性診断(知的材料・構造物のヘルス・モニタリングなど)
② 高分子材料,新素材を含む種々の材料の破壊靭性・強度特性の総合的評価
③ バイオメカニクス(硬組織,軟組織,生体機能計測と応用など)
④ マイクロ・メカニカルテスティングによる強度特性評価
Ⅲ.学生セッション
このセッションは,若い人に学会発表を経験し,この分野への関心を高めて貰うことを目的として設置されています。対象は,大学4年生相当以下で,大学学部生,工業高等専門学校の学生を対象とします。「学生優秀発表賞」を設けましたので,是非積極的な御参加をお願いします。なお,学生セッションを希望する方は,必ず学生セッションを選択してください。
注)学生優秀発表賞の選考対象者は,新進賞の選考対象外となりますので,ご注意ください。
【主 催】(一社)日本非破壊検査協会 応力・ひずみ測定部門
【協 賛】関連学協会※依頼中
(日本機械学会,日本実験力学会,日本航空宇宙学会,日本金属学会,日本鋼構造協会,日本建築学会,日本設計工学会,日本材料学会,計測自動制御学会,溶接学会,日本非破壊検査工業会,精密工学会,日本高圧力技術協会,土木学会へ依頼予定)
【講演申込締切】2025年10月31日(金)
【原稿提出締切】2025年11月28日(金)
【日 程】2026年01月10日(土)
【会 場】カメリアホール(江東区亀戸文化センター)
東京都江東区亀戸2-19-1
※対面のみの開催
【参加費】〔消費税込〕
JSNDI正会員 4,000円
登壇者 4,000円
学生会員 3,000円
協賛学会会員 6,000円
非会員一般 8,000円
非会員 学生 4,000円
【懇親会】2026年 1月10日 (土) シンポジウム終了後
【申込方法】
講演申込については,部門ホームページのWEB講演受付から
お申し込み下さい。申込書受領後,受領確認のご連絡を差し上
げます。受領確認の通知が届かない場合は,ご連絡いただくよ
うお願いします。
【講演発表】
講演発表時間は討論(3分)を含めて15分間(学生セッションも同様)を予定。各講演者には当協会から「発表証明書」を発行しますので,当日における講演者の変更は避けて下さい。変更の場合,「発表証明書」を発行できない場合がありますので,ご了承ください。
【問合せ先】
〒136-0071 東京都江東区亀戸2-25-14 京阪亀戸ヒ゛ル10階
(一社)日本非破壊検査協会 学術課(担当:別府)
「第56回応力・ひずみ測定と強度評価シンポジウム」係
TEL:03-5609-4015 FAX:03-5609-4061
E-mail: beppu@jsndi.or.jp