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1.開催趣旨
近年、気候変動に伴い多発する水害や海面上昇により、世界中の人々の安全・安心な生活基盤が脅かされています。COP26では、産業革命以前より気温上昇を1.5度に抑えることが世界共通の目標となりました。気候変動への対応に加え、脱炭素・再生可能エネルギーの活用は喫緊の課題です。
国連では2015~2030年に達成すべき17の目標「SDGs」を推進しています。しかし上記気候変動への対応は、2030年以後も継続して人類が抱える課題です。ここで私たちは、2030年以降のSDGsの取り組みを「Next SDGs」と仮称することにしました。Next SDGsは、世界中のあらゆる国々の特徴を包含した世界共通の目標と考えます。
2023年に開催するWCFS2023 Japanでは、海洋・水上を活用した方法で、SDGs とこれに続くNext SDGsの先駆けとなることを目指します。海洋・水上は、気候変動に伴う水害や海面上昇等への根本的な解決となる可能性を秘めております。そのためWCFS2023 Japanでは海洋・水上を都市インフラと位置付け、新たな技術や実施可能な枠組みの構築を探求します。とりわけ、今後の展開のためには、海洋・水上の都市計画、海洋建築、陸上と海上をつなぐ港湾計画、防災、再生可能エネルギー、海洋での食料生産の検討などが必要となります。更に、多様な人々の知恵や経験、実現に向けた夢や強い願望に基づく支援が不可欠であると考えます。
2.開催内容
2-1.開催日
2023年8月28日~29日論文発表等 、8月30日オプション テクニカルツアー
2-2.場所候補
日本大学理工学部1号館講堂(東京都千代田区神田駿河台1-8−14)
2-3.主催
WCFS2023 Japanオーガナイザー会議、WCFS2023 Japan実行委員会
2-4.開催内容
基調講演、論文発表
特別展示;菊竹清訓&J.P.クレーバン ハワイ海上都市’76に関連した資料を展示予定
企業展示
レセプションディナー、ビジネスフォーラム、ネットワーキングランチ
テクニカルツアー;海上技術研究所実験施設(東京都三鷹市)、寺田倉庫(東京都品川区天王洲アイル)
3.後援(予定)
国連PPP専門家委員会、日本土木学会、国土交通省海事局、日本建築学会、日本船舶海洋工学会、オランダ大使館、シンガポール大使館
4.論文
4.1 トピックス
下記に論文テーマのトピックスを示します。過去2回の会議では、収集した論文は査読され、査読の結果、受入された論文は、Springerへ掲載されています。
大項目:キーワード
都市計画:持続可能なまちづくり、浮体式都市、ウォータフロント、景観、海洋都市
建築:海洋建築、浮体式建築、沿岸計画
気候変動:海面上昇、洪水、氷床、災害リスク及び適応策、津波、温暖化
脱炭素エネルギー:波力発電、海洋温度差発電、洋上風力発電、洋上太陽光発電、潮汐及び潮流発電、水素、原子力、藻類バイオ燃料、グリーン水素エネルギー
技術開発:浮体構造物、浮体式空港、浮桟橋、浮防波、係留、海洋工学、港湾工学、建設・管理システム、自律走行技術、デジタルツイン、海のDX
食料:海洋農業、海藻養殖、魚類養殖、水産養殖工学
その他:海洋空間計画、海洋資源、海洋産業、海洋開発、社会影響、海洋経済学、海洋生態学と環境、法的側面、法規制、海洋政策、海洋システム、その他関連事項
4.2 スケジュール
Abstract受付:2022/12/01~2023/01/16
Full Paper受付:2022/02/09~2023/04/19
参加登録:2022/12/01~2023/08/14
WCFS2023 開催:2023/08/28~2023/08/29
5.組織体制
5-1.実行委員会
No 氏名 所属
1 居駒 知樹(委員長) 日本大学 理工学部 海洋建築工学科 教授
2 相田 康洋 日本大学 理工学部 海洋建築工学科 助教授
3 飯島 一博 大阪大学 工学研究科 地球総合工学 教授
4 兼光 知巳 清水建設 技術研究所 主席研究員
5 川上 善嗣 広島工業大学 工学部 建築工学科 教授
6 北澤 大輔 東京大学 生産技術研究所 海洋生態系工学 教授
7 佐々木 仁 Arup
8 菅原 遼 日本大学 理工学部 海洋建築工学科 助教授
9 寺口 敬秀 日本大学 理工学部 海洋建築工学科 助教授
10 新里 英幸 日立造船㈱ 技術研究所
11 二瓶 泰範 大阪府立大学 海洋システム工学 准教授
12 平林 紳一郎 東京大学 新領域創成科学研究科 海洋技術環境学 准教授
13 藤田 謙一 長崎総合科学大学 工学部工学科建築学 准教授
14 藤山 知加子 横浜国立大学 大学院都市イノベーション研究院 准教授
15 増田 光弘 東京海洋大学 海事システム工学部門 准教授
16 村井 基彦 横浜国立大学 環境情報研究院 教授
17 吉田 毅郎 東京海洋大学 海洋環境科学部門 准教授
5-2.学術委員会
No 氏名 所属
1 石原孟 東京大学工学系研究科 教授
2 宇都宮 智昭 九州大学工学研究院 海洋システム工学部門 教授
3 木下 健 東京大学 名誉教授
4 鈴木 英之 東京大学 大学院工学系研究科システム創成学専攻 教授
5 高木 健 東京大学 大学院新領域創成科学研究科 教授
6 前川 宏一 横浜国立大学 大学院都市イノベーション研究院 教授
7 増田 光一 日本大学 名誉教授
5-3.オーガナイザー会議理事、事務局メンバー
No 氏名 所属
1 多部田 茂(理事長) 東京大学 新領域創成科学研究科 環境システム学
2 サム 田渕 東洋大学 名誉教授、国連PPP会議議長
3 今井 母土子 株式会社長大 新事業イノベーション推進部部長
4 吉田 郁夫 清水建設株式会社 フロンティア開発室 海洋開発部 副部長
5 井上 敏 清水建設株式会社 国際支店 上席マネジャー
6 高 東熙 清水建設株式会社 フロンティア開発室 海洋開発部 主査
7 中島 俊夫 株式会社ウォーターフロントリアルエステート 代表取締役
8 山下 佳彦 株式会社ウォーターフロントリアルエステート 特別顧問
9 山下 悠輝(事務局) 株式会社長大 新事業イノベーション推進部 主査
6.連絡先
WCFS2023 Japan事務局
(株)長大 事業戦略推進統轄部 新事業イノベーション推進部 山下
E-mail: wcfs2023_japan_chodai@chodai.co.jp
Tel: 03-3532-8612
コメント
#8411 Re: WCFS2023 Japan開催のご案内及び論文投稿のお願い
詳細は下記URLから、本会議のホームページを参照してください。
https://wcfs2023.nextsdgs.org/