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#2517

橋梁基礎調査

 建設工事が盛んだった頃は,その目的をあまり気にもせず標準的
な調査と言うことで現位置試験や室内試験をやっていましたが,最
近は,どう設計に生かされるのかを考えなければならない状況です.
貫入試験と岩盤区分で対応しようと思えば出来ることなので,真剣
に考えると簡単に回答が得られにくい事項です.
 地質調査サイドからのコメントです.

? 掘削対象の土砂あるいは岩盤の種類によって工事費が異なって
きます.その目安として標準貫入試験は役に立ちます.また,風化
岩など50回の打撃で貫入量が5cm程度までの岩盤では換算N値を用
いて地山物性値を求めることが出来ます.

?及び? 道路橋の直接基礎では岩盤の最大地盤反力度の上限値が
決められています.この時の岩盤種類判定の目安として,一軸圧縮
強度と孔内水平載荷試験による変形係数が使われます.(道路橋示
方書・同解説,下部構造編p271)
また,地盤反力係数を求めるのに孔内水平載荷試験,一軸圧縮試験
による変形係数が用いられます.ですから,一軸圧縮試験を行う場
合は,必ず応力−歪み曲線を求めておくことです.

 道路橋示方書下部構造編を一度じっくりと読まれることをお奨め
します.
 なお,地形条件にもよりますが,施工性の点からは支持層の深さ
5-7m程度までが直接基礎採用の範囲と言われています.ですから,
支持層までの深さが10mと言うのは直接基礎採用のぎりぎりの深さ
になります.直接基礎の可能範囲は20mと言われてはいます.

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