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ホーム › コンクリート委員会「セメント系構築物と周辺地盤の化学的相互作用研究小委員会」(3種委員会)の委員募集 締切日:8月15日[月]コンクリート委員会「セメント系構築物と周辺地盤の化学的相互作用研究小委員会」(3種委員会)の委員募集 締切日:8月15日[月]
土木学会コンクリート委員会では,下記の研究小委員会を発足させることになりました.
積極的に活動に参加してくださる委員を募集しますので,奮ってご応募下さい.
なお,本委員会はコンクリート委員会3種委員会のため,委員会出席のための旅費等は支給されません.
1.委員会名称
セメント系構築物と周辺地盤の化学的相互作用研究小委員会(345委員会)
2.構成
委員長: 石田哲也(東京大学)
幹事長: 半井健一郎(群馬大学)
委 員: 公募による委員
3.委員会設立の主旨・目的と活動内容
本研究小委員会では,コンクリート工学と地盤工学の境界領域に焦点をあて,コンクリート構造物やセメント改良体などのセメント系構築物と周辺地盤の境界部における化学的相互作用を考慮した統合評価の可能性について検討を行います.従来まで別々の分野として発展してきた学術の垣根を取り払い,工学上の課題整理を行うとともに,新しい学問領域の創出を目指します.
本研究小委員会の検討項目としては,以下を予定しています。
(1)コンクリートと地盤材料の中間的なセメント系材料の長期耐久性評価
具体的には,セメント固化処理地盤の長期力学安定性,およびセメント固化した汚染土壌における重金属の封じ込め性能の評価などを念頭に置いています.
(2)周辺地盤の化学的作用を受けたコンクリート構造物の耐久性評価
具体的には,土壌由来の硫酸塩によるコンクリートの劣化進行,放射性廃棄物格納施設(人工バリア)設計において考慮が必要となる地盤材料(粘土)とコンクリートの超長期化学的相互作用,地下水由来のイオンによるコンクリート構造物の劣化現象などを取り上げる予定です.
(3)人工地盤材料ならびに自然岩盤・地盤中の汚染物質の移行評価
具体的には,(1)で議論する重金属や(2)で議論する放射性核種などの汚染物質について,人工地盤材料ならびに自然岩盤・地盤中での移行現象の評価に関して議論します.
委員会の活動としては,上記の各項目について情報収集,課題の整理,ならびに解決策・評価方法の提案などについて検討を行います.実務で苦慮している事例や不具合の事例などについて情報収集を行い,それぞれの工学上の課題を整理します.さらに研究ニーズに基づき,コンクリートと地盤,土壌,さらには原子力や地球化学の各々の領域で進められてきた学問体系の総合化,統合化をはかることで課題解決につなげたいと考えています.
実務と学術の連携を十分にはかること,またコンクリート工学と地盤工学,さらには農学や原子力工学,地球化学という従来の学問体系の境界領域について検討を進めるため,土木コンクリート工学分野以外からの委員の参加も大いに歓迎いたします.
4.活動方法
年間数回の委員会およびE-mailによる集中的な審議を通じて活動を行います. 2年間の活動を予定しております.
5.応募の方法
本委員会に委員として参加を希望される方は,氏名,所属,連絡先を明記の上,応募理由,興味のある研究内容または貢献可能な研究内容を簡潔に沿えて,下記連絡先へご連絡下さい.応募締切日は8月15日[月]です.
6.申込み先
群馬大学大学院工学研究科社会環境デザイン工学専攻 半井健一郎
TEL/FAX 0277-30-1611
E-mail:nakarai「あっとまーく」ce.gunma-u.ac.jp
以上の募集内容の概略は,土木学会誌7月号にも掲載される予定です.