橋梁補修防水層について

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橋梁補修の初心者です。

基本的な質問で恐縮ですが教えて下さい。
古い橋にはほとんど防水層が無いと思いますが、橋梁補修の中で防水層の設置を考えています。

シート系と塗装系があると思いますが、どちらを使うのでしょうか。
橋面舗装はアスファルトです。

コメント

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各発注者の要領書に書いているはず。
塗装系? 塗膜系の間違いでは?

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シート系は安価かつ軽量で伸縮性に優れており、低コストと簡便さが利点である一方、継目が出来ることと複雑な形状に対応できないことが欠点です。塗膜系はシート防水では施工が難しい複雑な形状に対応でき、継目もなく
耐久性も高いです。以上のことを懸案して設計されていると思います。ちなみに、将来の維持管理においてアスファルト舗装の切削オーバーレイが予定されているようでしたら、シート防水だと切削時にシートを巻き込んでしまい施工が進め難いという難点もあります。

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一般的には、
車道部:シート系
歩道部:塗膜系
とすることが多いです。

他の方も仰っているとおり、材料の特性等を踏まえて決定します。

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同業のものです。
私も色々橋梁の補修設計に携わりましたが,補修の場合は切削により床版上面に不陸が生じると
考えられますので,塗膜系防水層が一般的と判断しています。
ただ,塗ムラ等でうまく防水層が形成できないとなると,再劣化の可能性が考えられます。
一方,シート系防水層は新橋に用いられることが多いです。床版上面のコンクリートがきれいに打設され
平坦であることから,施工性が良いです。
補修の場合は不陸があるとうまくシートが貼れず,破れたり隙間ができたりして防水層が機能しないと
私は考えています。個人の意見です。

余談ですが,NEXCOさんは防水層の補修を行うときは,不陸調整を行ってシート系を施工することが
多いようですよ。

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回答ありがとうございます。参考になりました。

因みにNEXCOさんは、コンクリートかアスファルトでレベリングをしてから、シート防水を施工されるということでしょうか?