国連は、本年10月17~20日にエクアドルのキトで開催予定の「第3回国連人間居住会議(ハビタット3)」において、都市化と人間居住に係る課題の解決に向けた新たな国際的な取組み方針「ニュー・アーバン・アジェンダ」の採択に向けた準備を進めています。
1976年にバンクーバーで開催された「第1回国連人間居住会議(ハビタット1)」では、都市環境を整備し生活の質を改善していく人間居住政策が人権を守る上で重要であるとの共通認識のもと、「国連人間居住宣言」が採択され、その20年後の1996年にはイスタンブールで開催された「第2回国連人間居住会議(ハビタット2)」において、人間居住問題の基本的な指針を示す「ハビタット・アジェンダ」と「イスタンブール宣言」が採択されました。
この度、20年ぶりに更新される国連の新たな国際的な取組み方針は、「ハビタット2」後の20年間に進められてきた各国の取組み実績を踏まえると共に、急速に進展する都市化を経済成長や居住問題の解決に結びつけることを目指して、同会議の事務総長であるジョアン・クロス国連ハビタット事務局長の主導の下、各地で準備会議を重ね、そのドラフトのとりまとめが進められています。
そこで、「ハビタット3」開催に先立ち、「ニュー・アーバン・アジェンダ」の主旨の理解とアジェンダが描く都市ビジョンについて議論する場として、ジョアン・クロス事務総長による講演と専門家による討論を含むシンポジウムを開催することとしました。
ご関心のある方は、事前参加申し込みの上、ご参加ください。
【日時】2016年9月6日(火)16:00~18:00
【会場】東京大学本郷キャンパス 福武ホール(地下2階 福武ラーニングシアター)
住所:〒113-8654 文京区本郷7-3-1
http://fukutake.iii.u-tokyo.ac.jp/access/index.html
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_14_03_j.html
【主催】国連人間居住計画(国連ハビタット)福岡本部(アジア・太平洋地域担当)
【共催】IASUR(International Alliance for Sustainable Urbanization and Regeneration)
東京大学大学院新領域創成科学研究科、西南学院大学、東洋大学
【後援】外務省、国土交通省、、(公社)土木学会、(公社)日本都市計画学会、(一社)日本建築学会国際開発学会
日本都市学会、ハビタットⅢ推進協議会
【プログラム】(同時通訳)
16:00 開会 挨拶 出口 敦(東京大学大学院新領域創成科学研究科・教授)
16:05 国連ハビタットの紹介 深澤良信(国連ハビタット福岡本部・本部長)
16:15 基調講演「国連ニュー・アーバン・アジェンダの都市ビジョン」
ジョアン・クロス(第3回国連人間居住会議・事務総長、国連ハビタット・事務局長)
16:45 パネルディスカッション
コーディネーター:志摩憲寿(東洋大学国際地域学部・准教授)
パネリスト:岡部明子(東京大学大学院新領域創成科学研究科・教授)
谷口 守(筑波大学システム情報系工学域・教授)
宗田好史(京都府立大学大学院生命環境科学研究科・教授)
野田順康(西南学院大学法学部・教授)
ジョアン・クロス(国連ハビタット・事務局長)
18:00 閉会
【参加申し込み】
参加費:無料。事前登録制です。
参加ご希望の方は、 unhabitatsymposium2016@gmail.com まで、①お名前 ②ご所属 ③連絡先 を明記の上、ご連絡ください。
先着順に受け付けます。参加定員(120名)に達し次第に締め切らせて頂きます。