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CBR試験の試料採取について,経験が無く一般的なことがわからないためご質問させていただきます。
現況道路はAS舗装された道路で,設計資料がなく舗装構成や現場CBRが不明です。
道路際は人家であり用地を買収しないと試掘はできない状況です。
この道路に対し拡幅の道路改良設計をしており,CBR試験の試料採取個所の提案を求められました。
舗装設計便覧P67に同一路線延長上に3か所以上とすることが望ましいとありますので,3か所実施すべきと考えています。
①試料採取箇所
現道拡幅の場合,一般的にCBR試験の試料採取は車道部の舗装を切断して路床まで試掘して採取するのでしょうか?
それとも用地買収後に現況人家である交通に影響のない箇所を試掘して採取するのでしょうか?
②採取箇所の離隔
改良延長は100m程度ありますが,試料の採取箇所はどの程度離れているべきでしょうか?
30m以内で3か所採取でも問題ないでしょうか?
コメント
#9792 Re: CBR試験の試料採取について
①現況道路は掘削復旧で赤字になりますよ。道路事業はわかっているのだろうから、発注者から試料採取を交渉してもらえばいいのです。②棄却判定を行うために3試料以上ですね。普通200mに1カ所の割合です。
#9793 Re: CBR試験の試料採取について
仮に現況道路掘削ならば費用を工事会社に見積もりましょう。役所積算だと待ち時間が、反映されず不当に安い金額になりますよ。あと、飛び石のリクスもよく考えてくださいトラブルになりますので即日仮に復旧して清掃も十分にし、写真管理してくださいね。
#9796 Re: CBR試験の試料採取について
①民地拡幅するのであれば拡幅する民地内が基本ですので、所有者に交渉するか発注者と協議してください。
①舗装下の路床部(1m)となる地山で採取してください。
②サンプリングは個数はデータのばらつきを考慮し3箇所としこの延長だと30m程度に1箇所で良いと思います。
#9798 Re: CBR試験の試料採取について
設計の対象となっている道路種別が何なのか(国道・県道・市道等)、拡幅部分だけを工事するのか、あるいは現道部分も改良するのか、将来も含めこの100mしか工事をしないのか(交差点改良?) などなど、前提条件が見えないところもありますが、今回の案件を改良済みの県道で100m区間のみを車道として拡幅するという前提で考えると
①拡幅部分は必要だけど、現道のCBRも1カ所は見ておきたい。最低でも資料確認(舗装構成+路床部)。
②拡幅部分も理想としては3カ所だけど、最低でも1カ所はCBR調査、もう2カ所は資料確認でも設計は可能。試料採取に当たっては、発注者から依頼してもらうこと。
ただし、地質等の構成が異なっていると結論が出せなくなってしまう。計画区間が短いときの悩みどころ。
それから、現道改良を検討する場合、過去の航空写真(国土地理院のサイトでダウンロード可能)を見ることをオススメします。道路の周辺は昔から人家があったのか、水田や畑だったのか 等々。これらがわかると、土質調査の必要な箇所や本数のイメージがしやすくなります。これを示しながら、調査箇所を発注者と相談するのが良いと思います。提案するのは設計者、判断するのは発注者だと思いますので。
#9799 Re: CBR試験の試料採取について
ご回答ありがとうございます
いただいた回答を参考に位置を考えて提案してみたいと思います。
#9801 Re: CBR試験の試料採取について
現道舗装構成が分からないなら断面開削すれば良いでしょう。
アスファルト構成も分かるし、路盤厚も分かります。
当時、現道CBRを図ったのかは知りませんが、CBR3で現道舗装を評価してみれば交通区分が分かるはず。
拡幅の舗装構成は現道同等の構成で良いかは発注者の考え方によります。
100mで完結する拡幅工事なら、待避場の類ではないでしょうか?
待避場なら本線同等の舗装構成は要らない場合もあります。(これが打合せという所以です)
道路拡幅のために盛土も伴うのですよね?
その場合、CBR3以下になるような盛土をするわけがないです。
そう考えた場合、果たしてCBR試験が本当に必要なのかを考えてみると良いです。
詳細分からないので、感覚的な意見です。
#9803 Re: CBR試験の試料採取について
設計資料のない古い道路だと、地盤改良などがされていない時代の可能性もあるため軟弱地盤のまま舗装されていることから試験するのは正しいです
一般的には数時間でも車両を止めて舗装切断し掘削採取、復旧とします
それすら不可能であれば、力学試験による解析(多弾性理論など)で推定値を導くこともゼロではありません
民家と道路では(どちらかが改良されているなど)地盤が異なることもあるので道路直下が好ましいですが、道路脇でやることも多々あります