コンクリートの斜引張応力度の制限値

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道示Ⅲ編において、コンクリートの斜引張応力度の制限値がゼロではないのは、何故でしょうか?

道示Ⅲ編では、コンクリートの引張応力度制限値が、曲げ引張応力度と軸方向引張応力度においては、ゼロとなっております。これは、コンクリートの引張抵抗は無視するという仮定からこうなっていると思います。
この引張抵抗は無視するという考えでいくと、斜引張応力度の制限値もゼロとするべきな気がしますが、実際ゼロではありません。これは何故でしょうか?

コメント

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道示3編ではコンクリートの曲げ引張応力度の制限値はゼロではありませんよ。
限界状態1で,RC構造では元々引張は鉄筋だけが受け持つという考えなのでコンクリートの引張は考慮しなくてもよい(その方が安全側)のですが,PC構造では5.6.1より曲げ引張応力度はある程度認めています。
安全側の考えとして引張応力度の制限値をゼロとしてもよいのですが,そうすると経済性が無茶苦茶悪くなるので,ひび割れが出ない程度の引張は許容することとしてます。

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引張抵抗を無視するというのはRC部材の考え方になります。
曲げ引張応力度と軸方向引張応力度の制限値が0なのは、PC部材の永続荷重作用時の話です。
PC部材は引張抵抗を無視しているわけではないです。
ひび割れをどのレベルで制御するかの話です。
斜引張についても同様です。