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ホーム › 直接基礎の沈下量算定式について直接基礎の沈下量算定式について
ご質問させていただきます。現在、鉄筋コンクリート構造物の基礎形式について検討を行っており、『べた基礎』を採用しようと考えております。沈下量の算定式としては、?下水道施設耐震計算例『処理場・ポンプ場編』(日本下水道協会)?道路橋示方書−下部構造編(日本道路協会)?建築基礎構造設計指針(日本建築学会)の3種類を挙げております。しかし、?は基礎の底面積が大きい場合、沈下量が過大となる。(基礎の底面積により、地盤反力係数が増減する。)?は?と同様の沈下式であり、橋台のフーチング規模程度の設計時に適用している。?は基礎の長辺短辺長さが同じ比率であれば、沈下量に差は生じない。よって、当工事のような大断面構造物に適用できるものは、?を採用すべきであるとの判断をしております。この考え方で良いのでしょうか?また、?〜?式での施設規模における使い分けの条件については、何処かに示されているのでしょうか?経験豊富な先輩方からのご指導をお願い致します。
コメント
#3373 直接基礎の沈下量
・基礎の底面積により、地盤反力係数が増減する・・・・のは当たり前の話です
・どの式を使用するかは・・発注者の指定した図書によるべきですが
???どの式を使用しても 設定方法さえ正しければ 同程度の答えが得られます
・施設規模における使い分けの条件は???の適用範囲に書かれています
沈下量を求めて、何を判定したいのかを 質問にかかれば もっと良い回答があるかもしれません
#3374 Re:直接基礎の沈下量
私も以前から少し気になっていました。道路橋示方書(下部構造編)では、底面積が大きくなるほど、Bv(基礎の換算載荷幅→√(A=基礎の底面積))も大きくなりますね。その結果、鉛直方向地盤反力係数Kv=kvo×(Bv/0.3)-3/4が小さくなります。例えば、kvoを10,000KN/m3とした場合、?A=1,000?→Kv=304KN/?、?A=100?→Kv=721KN/?となります。当たり前の様ですが、面積の大小によって、地盤反力係数が増減するのは、少し変ですね。この数値が影響することにより、鉛直変位量?δv=0.03m、?δv=0.14mとなります。この差は大きいです。一方、建築基礎構造設計指針では、面積比によって沈下係数が算出されるため、縦横比率が変わらなければ、あまり差は生じません。やはり、大きな底面積の構造物には、建築基礎構造設計指針を用いるべきなのでしょうかね。
#3375 Re:直接基礎の沈下量
地盤と基礎の相互作用である地盤反力係数には、ひずみ依存性、載荷幅依存性、載荷時間依存性があります
変形係数E0と地盤反力係数K値は違うことに注意が必要です
詳しくは、土質力学(技報堂)、土質工学ハンドブック(土質工学会)等を参照されたい