鋼床版橋の舗装構成について

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鋼床版桁橋で舗装厚60mmと言う設計で工事が発注されています。
通常鋼床版では、基層にグ−スアスファルトを使用するかと思います。
縦リブはUリブ、デッキプレ−トはボルト接合でそれらを考えると、グ−ス35mm+密粒度アスコン25mmとなってしまいます。
舗装の設計は専門外なので良くわからないのですが、表層が薄いような気がします。舗装設計上問題ありでしょうか?
又、上記が問題有りの場合、防水層+密粒度アスコンの構成と考えるのが妥当でしょうか。
他に良い構成等ありましたらご指導願います。

コメント

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・発注者に聞かれるのが最良の方法でしょうが
それなりの性能保証設計を行ったのでしょう
・国土交通省関連では80mmです
・新設橋梁で60mmで施工された例は・・過去にはありますが近年では見たことはありません

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匿名投稿者のJBと言います。

鋼床版舗装の問題点は舗装自体の問題と鋼床版の問題とあります。

現在鋼床版に対してどのような舗装仕様がベストか知りませんが、鋼床版舗装の問題は常に生じるのでできるだけ最近推奨されている仕様を採用すべきです。ある時期の標準だった基層グース、表層改質密粒はちょっと古い仕様かもしれません。その後基層砕石マスチック、表層排水性が推奨されていましたが。また舗装厚さも昔は薄層舗装が良いとされたこともありますが、鋼床版の剛性(表面の不整精度)によっては施工性も考慮してある程度の厚さが必要です。

一般に鋼床版と言っても多くの構造寸法があり、歴史的に改善されてきていますので最近の詳細構造を確認する必要があります。一時大きなサイズのUリブを使用した合理化鋼床版が推奨されましたが、その後以前の標準サイズの鋼床版が見直されていました。

なお近年問題があった過積載車両重量の通行(基準ではないが)および通常の重量車両の通過回数を考慮した疲労強度のチェックが行われています。とくに鋼床版の詳細構造と溶接構造のチェックは留意が必要です。以上ご参考まで。

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海外では鋼床版上でも 40mmマスチック 10mmの薄層樹脂・・・等の舗装も多く
あります、ただ日本と違うのは性能保証方の設計と管理方法と保障期間が設定