ガードレールの設置について

土中用ガードレールとコン中用ガードレールを連続して(接続して)設置しても問題ないでしょうか。

コメント

#6403

計算云々ではなく実情として、構造物部と土工部の沈下量や挙動は違いますよね。
具体的には、凍上による浮き上がりが違ったり、地震による揺れ方が違ったりします。
ですから構造体が違う物同士をつなげることはしません。

たとえば土工部は凍結で3cm上がる、構造部は1cm上がるとすれば、ガードレールに歪みが出ますよね。
そのようなことは地震などの横振動でも同様のことが言えます。

#6404

異なる種別、種類または形状の車両用防護柵を隣接して設置する場合は、原則として防護柵の車両を誘導する面を連続させるものとする。(防護柵の設置基準・同解説)でいいのではないでしょうか。
衝突の荷重をビームで分散できるのですから、凍上による浮き上がりや、地震による歪などは吸収できると思います。

#6409

実ケースが分からないので、理解不十分ですが、防護柵、橋梁高欄、防護柵と続く場合、部材連続することは出来ません。
防護柵、擁壁、防護柵と続くなら、連続させることが可能ですが、延長が長ければガードケーブルになるでしょうから、あまり浮き上がり歪みは考える必要がないかも知れません。あまりガードレールが長く続く事象はないようにも思います。
面の連続とは横断方向の面を言っているのかも知れませんね。
なお、衝突荷重はビームで吸収しますが、計算上、支柱への衝撃力<許容応力で計算が成り立っています。

私は凍上率の違いからコンクリート構造物に負担が掛かり、クラックが入ってしまった現場をみていますので、構造体が違う所では経験則も含めて総合的に判断しています。
しかし設計判断ですから、歪みを吸収出来ると思えば、そのような設計も良いかと思います。