塩害対策について

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現在 海岸より100m~200m離れた海につながる河川に構造物(ボックスカルバート)を設計しているのですが、満潮時海水が上がってくるので塩害対策を考慮してコンクリートの表面塩化物イオン濃度の設定して、鉄筋かぶりを決定しようと思うのですが、その場合、海水が上がってくる位置を「汀線」と考えた方がよいのか、海岸線からの距離で海水と淡水が混じり塩分濃度が少なくなると考え距離に応じた塩分濃度を設定するものなのか、迷っています。
いろいろ調べてみたのですが、わかりませんでした。ご教授よろしくお願いします。

コメント

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道路橋示方書・同解説IV下部構造編H24.3 p179に、日本の各地域毎、また海岸線からの距離毎に、塩害対策としての最小かぶりが示されていますが、それではだめですか?

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ご回答ありがとうございました。
「海岸線から○○mまで」という記載の海岸線は、平たくいえば海からの距離ととらえるのか、満潮時の海につながる河川上流部の位置からの距離なのかで迷っています。
単純に海岸からの距離と考えた方が良いのでしょうか?

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自分は海岸線からの距離を基本に考え、現場の状況によって塩分が多そうなら1ランク上げたりしています。
・近接構造物の状況(塩害で痛んでないか)
・現地の河川に草が生えているか(生えてたら塩分は少ない)

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>現地の河川に草が生えているか(生えてたら塩分は少ない)

 これはよほど植生生態に詳しい方でないと危険です。我が国のような気候風土ですと海浜性の植物や、塩害に強い植物が密生する場合もあります。

>「海岸線から○○mまで」という記載の海岸線は、平たくいえば海からの距離ととらえるのか、満潮時の海につながる河川上流部の位置からの距離なのかで迷っています。

 地形にも左右されますが、陸上部の場合には海岸からの直線距離を原則として考えます。河川の場合には塩水くさびなど汽水域の状態により個別に検討が必要です。模式的に考えれば、河川は狭い入り江が陸上へ入り込んだ状態と想定されます。ですから河川勾配や構造物の位置により三次元で考える必要があります。