擁壁基礎の改良幅について

擁壁基礎地盤のN値が低く浅層改良(約2m)が必要で
用地の制約上擁壁の基礎幅以上に掘削が出来ない場合の計画について、
道路土工擁壁工指針P.135では改良幅は荷重の分散を考慮することを基本とする。
とあり、道路土工カルバート工指針P.40では軟弱層の下に底板面積と同面積で
支持できる地盤がある場合は荷重の分散角を考慮しないと読めるのですが、
カルバート工指針の考え方を用いて擁壁基礎の改良も基礎底版と同面積(分散角無し)
で考えていいのでしょうか。

コメント

#10062

そういう理解でいいと思います。
ただし、良質な支持地盤と有りますので、一般的には岩盤か洪積砂礫層で使えるものだと思います。

#10065

私の手元にある各指針(旧いです)では、双方共に支持角30°で載荷すると絵柄として書いています。
なので、基本は支持角分散だと思います。
用地制約があったとしても、置き換え材の掘削のり勾配があるので、鉛直支持角にはならないような気もします。
見ている指針が旧いので断言は出来ませんが、このことは相当昔から記載されており、以後も変わっていないと思います。

#10068

基礎底版と同面積(分散角無し)で計画しております
改良下位に位置する土層は擁壁の地盤反力度に応じた対応をしております
例えば 砂系でN=15~20 粘土系でc=15程度とかです