映画「みちのみちのり」上映のお知らせ

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映画「みちのみちのり」~二千年をつなぐインフラ 柔らかい土木と明日の地図~
6/24(土)~7/14(金) ポレポレ東中野にて上映決定!

【ストーリー】
■古からつづく風景を守るため、15年前、「記紀の道」のみちづくりが始まった

舞台は、日向神話の伝承地が残る宮崎県西都市。
かつてこの一帯が区画整理されようとする中、多くの古代遺跡が発見された。2005年、市は開発から保存へと舵を切る。古からつづく風景を守り後世に伝えるため「記紀の道」整備事業がはじまった。小川、田んぼ、巨木といった土地の風景をデザインの拠り所とし、行政と住民が協力し合い、記紀の道は15年以上かけて少しずつ作られてきた。

■グッドデザイン賞など数々の賞を受賞した「みち」にある日常を描く
未来を照らす「地図」のようなドキュメンタリー

企画をしたのは、記紀の道の整備に携わった”土木デザイナー”と”市役所職員”。そこへ、土地の記憶をテーマに旅を続けてきた古木監督を迎え、一本のみちを舞台に繰り広げられる地域住民の日常と、神話的な時間を描いた。
おおらかな風景の中で、住民たちは、小川ではホタルを育て、水鳥のやってくる美しい池を守り、古代蓮や季節の花を育てる。記紀の道で繰り広げられる何気ない日常は、一枚の古代地図を通して、やがて神話の世界と重なりだす。
奥深い時間への旅のあと、未来を生きる者たちのために今私たちは何を紡ぐのか。ホタルの優しい煌めきが語りかけてくる。

【公式HP】
https://www.michinori-movie.com/

【上映概要】
6/24(土)~7/14(金)
ポレポレ東中野
https://pole2.co.jp/

【記紀の道について】
宮崎県西都市に位置する、神話の伝承地をつなげる歩いて1時間の散歩道。市のインフラ整備事業である「歴史を生かしたまちづくり」の一環で整備された。小川、田んぼ、巨木といった土地の風景をデザインの拠り所とし、行政と住民が協力し合い、”使いながらつくる”ということを実践してきた。単なるハード整備という意味を超えて、長い時を受け継ぐ風景がつくられている。このような公共事業のあり方が評価され、2019年グッドデザイン賞などを受賞。
『記紀の道』公式HP:https://kikinomichi.com

【クラウドファンディングによる映画化】
記紀の道が15年の時を経て完成を迎えようとしていた2020年。映像づくりの企画がスタート。古木監督による地域の人々に密着した撮影が始まる。クラウドファンディングでの映画製作支援の呼びかけに、地域住民のみならず、記紀の道の取り組みを次の世代につなぐことに共感した多くの方に賛同をいただき、実現した。
https://readyfor.jp/projects/michinori

【旅する映画監督・古木洋平】
古木洋平(こぎようへい)/モンゴル、マダガスカルの暮らしや伝統文化を題材にした映画制作で撮影・編集を担当。長い時間をかけて先人たちが継承してきた暮らしや文化の中にある、祈りの風景を各地で切りとってきた。近年は日本の土地の記憶や自然観に目を向け、伝承や暮らしの風景を記録する。映画「みちのみちのり」は長編初監督作品となる。
https://www.yoheicogi.com/