温度応力解析で教えて下さい

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捨てコン(厚300mm)を打設後、45日目に底版コンクリート(厚1500mm)を打設したと仮定して解析をしたら、底版コンクリート打設後に捨コンクリートの方が温度が上がりました。
これはどのように解釈すればよいのでしょうか?
どなたか教えて下さい。よろしくお願いします。

コメント

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・均しコンクリートと地盤の境界条件を間違っているのでは?

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全自動の解析ソフトを使用しています。
解析条件の間違いはないのですが。
ソフト会社いわく、断熱温度上昇特性が異なればそのようなことは大いに起こるといっています。私にはよく理解できないのですが。

ユーザー nomkei の写真

文面では、底版コンクリートの最高温度より打設後45日以降の捨てコンの方が温度が高くなったと受け取れますが、ちょっと考えにくいですね。地盤が発泡スチロールのような熱を逃がさないものであるとして、底版から捨てコンに熱が伝播したとしても、同じ温度になることはあっても、それを超えることは考えにくいです。45日経っても、まだ捨てコンが発熱していると言うことなんでしょうか。
ちなみに一般的な現場での状況ですが、捨てコンは水場になることが多く、基礎砕石も水に浸ってますので、打設後早い時期に地下水温程度になっているものと思われます。

奇異な結果なら、まず解析条件の間違いを疑った方が賢明であると思います。解析条件に間違いが無いという自信があり、実績のあるソフトを使用しているのであれば、着目点は底版の温度履歴であるので、捨てコンの温度履歴は気になさらなくてもよいのではないですか。

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解析グラフでは、底版コンクリートを打設してから急に捨コンの温度が上がります。
そして底版コンクリートより温度が高くなるのです。ちなみに形状寸法は8400×8400高さ3500です。高さが2500の時は捨てコンの温度はある程度高くなりますが、底版の温度を超えることはありません。
解析条件は、全自動ですので条件の入れ間違いは考えられません。
ソフトは、皆さんご存じのAS○○A MA○○-LTです。

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すみませんまちがえました。
高さ1500の時に底版より高くなり、3500.2500の時は底版より低くなります。

ユーザー nomkei の写真

底版を上部と下部に分けて考えますと、上部では空気中に、下部では捨てコンと地盤に水和熱が伝搬されますが、上部の方が放熱するスピードが速いため、最高温度は低くなると思います。底版の温度は、平均もしくは中央の代表点となっているのではないでしょうか。捨てコンは底版から熱が伝わり、熱がこもっているので、空気中に放熱する底版より温度が高くなったのではないでしょうか。
底版厚が厚くなると、底版内部にこもる水和熱が支配的になり、捨てコンの温度より上回るのではないでしょうか。
ところで、捨てコン上の底版の場合、内部拘束のひび割れが発生しますが、貫通するものではないと判定されます。私が担当した開削トンネルの隣工区では、底版に断面方向の貫通ひび割れが発生しておりました。原因を究明した訳ではないのですが、捨てコンによる外部拘束のひび割れが発生していた可能性もあるのかなと思います。隣工区では、捨てコン厚300、底版厚1800、高炉B使用だったと思います。うちは捨てコン厚200で、底版にはひび割れなし。

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質問者です。
大変参考になりました。ありがとうございました。