地覆のひび割れ誘発目地

セクション: 
|
ユーザー 匿名投稿者 の写真

ひび割れ誘発目地について、地覆部分に設置しない図面が多いと思われますが、地覆、縁石等はひび割れが入っても問題がないと考えて良いでしょうか。補修工では壁高欄の地覆部分にひび割れが有る場合、補修の対象となるため、最初から地覆部分にもVカット等を入れておくべきと考えますがいかがでしょうか。

コメント

ユーザー 匿名投稿者 の写真

地覆ひび割れは浸水により橋梁を脆弱化させる第一歩であり、発生させないことが望ましい。地覆コンクリート材料でひびわれを押さえることが基本です。

誘発目地を事前に設けるのも一つの手です。ただし、うろ覚えですが最近の日経コンストラクションで、床版に働く応力にひずみを発生させているという研究成果の記事があったはず・・・誘発目地を設けるにしても、なるべく箇所数は減らした方が良いと思います。

なお、誘発目地を現場で増やす場合は、配筋等の関係から、協議事項であることをお忘れ無く。

ユーザー conconcon の写真

当該部分は、まずひび割れます。特に、中間支点部はほぼ100%ひび割れます。
対処法としては、地覆部分もVカットしてシールというのが施工する側にとっては最もよい方法かもしれません。ただし、舗装アスファルトに接する部分は、耐熱性のシール材を使用すべきと思います。以上、簡単に書きましたが、客先あることですので、客先の判断に任せるしかないのが現実です。結果的に、少なくとも許容ひび割れ幅以上のひび割れは、補修せねばならないことは当然と思っておきましょう。
また、長期的(長期といってもせいぜい数年?)にはシール材は朽ちて機能しなくなるのは明らかですので、最もよい処置方法は、壁高欄の誘発目地部分の配力筋はエポキシ樹脂塗装鉄筋を用いるのが一般的になってきていますが、その下の地覆部分の配力筋も然り(エポキシ樹脂塗装鉄筋使用)と思います。
蛇足ですが、中間支点部の目地部分のひび割れは、地覆に波及しますが、その下の
床版にも波及することを知っておきましょう?!

ユーザー 匿名投稿者 の写真

Vカットは殆ど役に立ちません
日本橋梁建設協会のRC床版の施工と言う本に対応方法が書いています
材料と養生と目地を5m程度で設ける方法