コンクリートの冬期養生について

コンクリートの冬期養生について、標準示方書に「所要の圧縮強度を得る養生日数の目安」の他に「湿潤状態に保つ養生期間(12日間)」が明記されています。
大型水路をダムフォームで計画しているのですが、リフトスケジュール上冬期間打設しなければなりません。現場は、そのダムフォームをすっぽり覆い給熱養生する計画でいます。
湿潤状態を保つため通常期であれば、コンクリートダムの施工同様リフトアップ後に養生水を流し続けることが一般的でしょうが、現地の冬期間は平均気温がマイナスとなるため、リフトアップ後に散水すると養生水が凍結してしまうことが十分に考えられます。「所要の圧縮強度を得る養生日数の目安」をしっかりと養生すれば、品質管理上問題は、あるかないか教えてください。

コメント

#806

散水だけが湿潤養生ではありません。
湿潤状態に保つには、コンクリートの水分の蒸発を防げばよいのです。
私は、脱枠後速やかに養生用テープをコンクリート全面に貼り付けるよう指導しています。
昔は、ビニール等を貼り付けていました。冬季の散水は、危険です。
また、マスコンクリートの散水養生も内外温度差を大きくするので慎重にしなければなりません。

#822

 型枠取外し以降の養生にポリエチレン気泡緩衝材いわゆる「プチプチシート」を貼り付けています。湿潤環境を維持できまた、保温の効果もあります。