ひび割れの状況に応じた補修工法について (1) 0.2mm以下のひび割れ幅でも補修は必要なのですか? (2) 指針等はあるのですか? (3) 発注側の特記及び共通仕様書、その他要領に記載されていなければ0.2mm以下であれば、補修しなくてもよいのでしょうか?
ひび割れ補修の目的はいくつかあります。 1.鉄筋の防食 2.水密性確保 3.外観の維持
0.2mmが問題になるのは、鉄筋の防食を目的にしたときです。ただし、0.2mmという値が絶対的なものではありません。ひび割れの原因やまわりの環境、構造物の重要性などで、この値は変わります。そのあたりは、日本コンクリート工学協会から出ている「ひび割れ補修指針」が最も参考になります。
ひび割れの補修は、義務ではないのではないでしょうか? 明らかに施工側に大きな問題があれば補修を行うべきかもしれません。しかし、温度ひび割れなどは、防げないものもあります。発注側とは協議して決めるべきだと思います。セメントジャーナル社から出ている「コンクリートのひび割れがわかる本」というのが参考になります。
参考までに:0.2mm以下のひび割れはほとんど問題ないし、目立ちません。それを無理して補修し、醜くなっている例がたくさんあります。
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#595 ひび割れ補修の考え方
ひび割れ補修の目的はいくつかあります。
1.鉄筋の防食
2.水密性確保
3.外観の維持
0.2mmが問題になるのは、鉄筋の防食を目的にしたときです。ただし、0.2mmという値が絶対的なものではありません。ひび割れの原因やまわりの環境、構造物の重要性などで、この値は変わります。そのあたりは、日本コンクリート工学協会から出ている「ひび割れ補修指針」が最も参考になります。
ひび割れの補修は、義務ではないのではないでしょうか? 明らかに施工側に大きな問題があれば補修を行うべきかもしれません。しかし、温度ひび割れなどは、防げないものもあります。発注側とは協議して決めるべきだと思います。セメントジャーナル社から出ている「コンクリートのひび割れがわかる本」というのが参考になります。
参考までに:0.2mm以下のひび割れはほとんど問題ないし、目立ちません。それを無理して補修し、醜くなっている例がたくさんあります。