円弧すべり解析時の常時、地震時の上載荷重の考え方について

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円弧すべり解析時に、上載荷重として車両荷重(10kN/m2)を見込んで解析実施しようと思っております。
常時は、10kN/m2を見込んで解析すれば良いと思うのですが、
地震時は、地震発生時に施工してないという判断で、0kN/m2という判断でよろしいでしょうか。

そもそも円弧すべり解析の地震時は、地震発生時を意味するのか、地震発生後を意味するのかどちらでしょうか。
地震発生後なら、施工していると判断し、10kN/m2を見込むのが妥当かと考えました。

皆さんがどのように考えているのか、ご教授いただきたいです。
よろしくお願いいたします。

コメント

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施工ですか? なんの施工でしょうか?

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上載荷重(10kN/m2)は、道路土工-盛土工指針P.94記載の載荷重(載荷重は、自動車の交通の状況や施工状況を考慮して適切に設定するものとする。)を意味しております。
施工=盛土施工と考えております。

そもそも、地震時荷重は、どのような考え方で加えるものなのでしょうか。

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そもそも質問内容が把握できませんので、想定で書きますが、
円弧すべりは設計段階で計算するのが基本です。
ただ、文面を読み取ると、施工段階時(要するに未完成の状態)の不安定断面に対して安全性が保たれるかの検討を円弧すべりで実施すると言う意味と想像します。
円弧すべりの場合、常時は上載荷重を考慮すると計算は安定側に振れるはずです。従って上載荷重を考慮しないのが正解だと思います。
地震時については分かりませんが、常時、地震時共に不安定側(不利な条件)に振れるように計算するのが基本かと思います。
長く着手してないので断定は出来ませんが、荷重条件の考慮については、円弧すべりの文献に書いてあるかも知れません(多分書いていなかったはず)。
確たる答えはないですが、当説明で考え方として整理出来ると思います。

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地震時とは地盤に地震力が作用している時を言います。地震の発生は基本的に予知できないので,あらかじめ上載荷重を取り除くとか,載荷を取りやめるとからいう発想はあり得ません。

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荷重の組み合わせは、全てを重複させればよいものではありません。頻度、重大性等を考慮し適切に組み合わせます。
私なら、道路土工擁壁工指針を参考にします。擁壁工指針p51には、検討する荷重の組合せを、①自重+載荷重+土圧、②自重+土圧、③自重+地震の影響 と示されています。
よって、③の検討時には載荷重は考慮しません。