大学では構造力学を教えない

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質問の中で、構造力学に関する物が幾つかあります。私の社内でも新卒の社員に聞いたのですが、近頃は構造力学は選択になっているようです。また、あっても誰かが作ったプログラムを実行するだけと言うのもあります。

コメント

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私は2001年3月学部卒ですが,私がいた大学も選択になっていました.
私の個人的意見ですが,応用力学・土質・流体・水質環境など,様々な分野のことを広く浅く知った上で,自然に手を加えるのが土木技術者の特徴なんだと思っています.
ですから学生さんの得手不得手,興味の対象の相違などがあるとは思いますが,土木技術者を育てるのであれば,基礎的な構造力学の知識を教えるというのは必須ではないかと思います.

「大学では,学生にどんな技術者になって欲しいのか」,「会社ではどんなことを身に着けた人を欲しているのか」「そもそも,学生はどんな将来像を描いて大学に入学してくるのか」これらを一度,整理すべきでしょう.学生を採用する企業の方も積極的に大学の授業を見学するなりして,場合によっては「こんな授業だけやってるなら,お宅の大学からは学生取らないよ」程度のことを言ってもいいとは思います.

もちろん,大学が企業の言いなりになっているだけではいけませんが,会社に入って構造力学が必要になって勉強をし始めるのでは,たとえ構造の代わりに目新しいものを学んだとしても,知識不足がゆえに周囲に迷惑をかけたりして劣等感を覚えるだけで,仕事も面白くなっていかないような気がします.

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森 靖之です。

 私は、工学科では本当の基礎的概念でよいから必ず、水理、土質、構造力学、場合によってはシステム・統計工学を教えておくべきとの考えです。理由は簡単です、土木技術者のアイデンティティーの重要な要素だからです。
 更に理想をいえば生態学ですがこれは別の議論です。

 そこで、力学を必須としない大学の先生方のお考えをお聞きしたく思います。