コンクリートの応力解析について教えて下さい

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コンクリートの応力解析において、「自己収縮が無視できない場合」とはどのようなコンクリートを指すのでしょうか?

コンクリート標準示方書「施工編」には、「自己収縮による体積変化が小さく、温度変化による体積変化が卓越する一般のマスコンクリート構造物に対して、より簡便に応力計算を行いたい場合に各種の近似計算方法があるが、その一例としてCP法(CL法)がある」と書いてありますが、この近似計算方法は、自己収縮を考慮されているのでしょうか?
初心者です。よろしくお願いいたします。

コメント

ユーザー nomkei の写真

>「自己収縮が無視できない場合」とはどのようなコンクリートを指すのでしょうか?

私もよく知らない一人なのですが、自己収縮とは「セメント(結合材)の水和反応の進行によってコンクリート、モルタル、及びペーストの体積が減少し、収縮する現象。」とネット検索したら出ました。自己収縮は温度変化による収縮や乾燥収縮などから比べると小さなものなので、20mが1ブロック程度の一般構造物では、考慮する必要はないものだと思っています。長大な連続ラーメン桁などが、「無視出来ない」部類に入るんじゃないかと思います。

>CP法(CL法)は、自己収縮を考慮されているのでしょうか?

考慮していません。

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参考になりました。ありがとうございました・

ユーザー nomkei の写真

高強度コンクリートを使用した際は、自己収縮が大きく問題となるようです。

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ありがとうございました。

ユーザー ikki の写真

通常は,早強セメント,高強度セメント,高炉セメントなどを用いたコンクリートや低水セメント比のコンクリートで,かつ岩盤や基礎などによる外部拘束が卓越する場合と考えてよいと思います.
セメントの種類については,自己収縮研究委員会報告(JCI)において,自己収縮ひずみが大きくなるセメントに該当するものです.セメント量が多い場合や,セメントの粒子が細かい場合に自己収縮が大きくなるそうです.
内部拘束が卓越する場合は拘束体も非拘束体と同様に収縮するのでさほど問題ならないと思います.また,拘束体が非拘束体と同じコンクリート(下のリフトが拘束体になる場合など)で,打設時期が数週間程度であれば,拘束体の自己収縮と非拘束体の自己収縮にあまり差がないので,この場合もさほど問題にならないと思います.

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勉強になりました。ありがとうございました。

ユーザー nomkei の写真

私も勉強になりました、ありがとうございます。