小型道路の橋梁設計に用いる活荷重

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小型道路の橋梁を設計しようとしています。
設計に用いる活荷重について、ご意見をいただけないでしょうか。

『道路構造令』には、小型道路の設計自動車荷重として30[kN/台]と規定されています。
しかし『道路橋示方書』には、これに対応する活荷重(TL-30?)は規定されていません。

載荷荷重や載荷長などをどのように設定したらいいのでしょうか。

※荷重の設定方法がわかれば自分で算出するのですが、道路橋示方書を読んでも、たとえばT荷重200[kN]については「車軸の影響に、床版及び床組の考慮して定めたもの」などの書き方になっており、具体的な設定根拠は書かれていません。

※もし、小型自動車の設計活荷重について言及されている資料や、道路橋示方書の活荷重設定根拠・論拠について記載されている文献などあれば、併せて教えて頂けますと幸いです。

コメント

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小規模な橋梁設計の経験者ではありませんが、私の考えを以下に記します。

道路橋示方書は国の基準であるため、大型車がまったく通らないことは想定していません。
あと、本題と関係ありませんが、TL表記は[kN]ではなく[t]です。

>載荷荷重や載荷長などをどのように設定したらいいのでしょうか。
示方書を作った人しか分かりません。橋梁の設計活荷重は、現実にある交通状態ではなく、主、従の荷重を組み合わせた実際より過酷な状態を想定しています。

道路橋示方書に従わず、30kNを橋長全体に満載させては如何ですか。
普通に鉄筋コンクリートの単純梁を解くようにして…。

それと、文献については見たことはないですが、農道や林道などに何か載っていないでしょうか。

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質問者です。
ご回答ありがとうございます。

橋梁全長に30kNは、過大になりそうな気がしますので、別の方法を模索したいと思います。

以下は私見ですが、、、
・小型道路には完全出入り制限が掛けられるはずはので、その中で普通自動車(大型自動車)を
設計対象車両としない橋梁があってもいいのではないかと思いまた(建設コストはグッと安く
なると思いますので...)。規定されていないということは、供用する上では普通自動車が走行
することも考慮されていないといけないということなのでしょうかね。

・それでも、道路橋示方書のなかで、「小型道路の橋梁の設計荷重」を規定しないことに関
して、なにがしかの記載は欲しいなと感じてしまいます。
道路構造令(政令)は道路橋示方書(通達)よりも上位基準にあたるはずなので、上位基準で自動
車荷重の値まで記載されているのに、下位基準でそのことについて何も触れていない、とい
うのはとても違和感があります。

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・国総研の文献:乗用車専用道路の設計荷重に関する試験調査
・発注者を通じて国総研に相談してみればよい

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質問者です。
ご回答ありがとうございます。

インターネット上で検索したところ、それらしき文献がでてきました。
http://www.nilim.go.jp/lab/bcg/siryou/tnn/tnn0335pdf/ks0335017.pdf
国総研では、示方書に載らないまでも、荷重の提案は行っていたのですね。

ただ中身を見てみると、載荷長D=10mになっており、TL-25のB活荷重と同じ長さになっています。
大型車交通量の少ないA活荷重よりも、大型車交通量のない小型道路橋梁の方が載荷長が長い、
というのは、違和感を覚えます。

国総研への問合せを考えます。ありがとうございました。

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違和感があるのなら その道路の管理者として荷重を決めればよいのではないでしょうか